中国料裡 金門 @ 立会川(京浜急行線) | CroquettePunchの “ 呑んでたまるか!”

中国料裡 金門 @ 立会川(京浜急行線)

永きに渡り入店のきっかけが私を恵まなかったのです.



立会川近傍の四ツ辻に異彩を放つたたずまい.

クリスマスでもないのに電飾ランプが明滅する.

中華店のようだが今ひとつピンとくるものがない.



お店全体がイメージとして掴みにくい.

造作という点でそこはかとなく面妖な趣きがある.

本格式中華ぽくもあり街中華っぽくもあるんですね.



でね,今回たまたま前を通りかかったんですよ.

すると,おっ!のれんが前と変わっておるではないの.

こうなるとぐっと親しみ易い,より一層町中華ぽさが出てくるね.



《 中国料理 金門 @ 立会川 》



今日は入る,意を決して入ります.

ハイボールをお願いする,付出しが実にええ感じでねえの.



壁のお品書きを眺める,う~む,なるほどと得心した.

やはり本格式中華ぽくもあり町中華ぽくもある,おはは.



以上のことより次の推論を構築する.

開店当初は本格式中華路線のお店であった.

地元のニーズに合わせて街中華に変貌を遂げた.

だからそれがどーしたというのです,すんまっせん.



これ良くないっすか,栄養料裡ですって,むふふ.

こういう料裡カテゴリーがあるのね,かっちょいい.

餃子や肉野菜炒めは栄養料裡なんですね,なるほろね.





焼き目香ばしい餃子は間違いなく町中華のそれです.

であるので,コップの清酒を余儀なく併進しちゃう,わっはは.

このコップ大きいんです,間違いなく一合以上入ります,お得です.



「よかったらこれ自由に取って食べてね」と女将さん,いいぞいいぞ!

嬉しくなってきちゃうよね,やっぱりここは愛の町中華だね.

思わずハイボールをおかわりしちゃうのであった,むっははは.



お隣の若い男性二人組,気持ちよいほどにモリモリ食べてました.

ガツ刺しにレバニラ炒め,餃子に鶏のカラアゲライス大.

常連らしく「マスター,ペヤング大盛りくれよペヤング~!」とご注文.

聞き逃しませんよ,しっかり聴いちゃってますですよ,むふふふ.




メニュウにソース焼そばはありません,ましてペヤングもありません.

一見客としてペヤングとは頼めない,うかがってみる.

「焼そばはソース味にもできますよ~」そういうことなのね.

であるので,速攻でそれをお願いしちゃうわけです.



ええんでないの,よろしいんでないの.

ソースの風味に本格の余韻が見え隠れする,実に美味い.

壁のお品書きは本格式と見せかけて,実はフトコロが深い,余力がある.

慈愛あふれる街中華メニュウにも万端対応可能である,素敵です.



周りは薄暗くて,少々わかりずらい場所ですが大丈夫です.

この電飾を目指せば必ずやたどり着きます,うっははは.