《コロナと共生 419》


2024年6月29


野方出張レッスンでやす!


出張とは名ばかり何とも贅沢に、送迎のSHUTTLE付きでやす!


張り切って愉しく終了!送って頂き帰着!



『新三人吉三』


《天明の大飢饉(1782年~1787年)と寛政の改革(1787年~1793年)》



万葉言葉の解説の続きを致しやしょうかね?


「雲」の続きでやす!



『昨夜(きそ きぞ 上代語)こそば児(こ)ろとさ寝(ね)しか雲の上ゆ鳴(な)き行く鶴(たづ)のま遠(とほ)く思(おも)ほゆ 詠み人知らず』



古語の解読


「昨夜 きのふのよ よーべ きそ きぞ」の意味は、そのまんま!


「昨年」は「こぞ」とも読みやす!



意訳は


「昨夜こそあの娘と共に寝たのに!

随分昔の出来事に思える?

まるで遠くの雲の上を渡って行く鶴のように?」


でやしょうか?



雲と共に鶴を詠んだ歌


『天雲(あまくも)に翼打ち付けて飛ぶ鶴のたづたづしかも君しまさねば 柿本朝臣人麻呂歌集』



一度取り上げた気が致しやす?



古語の解読


「たづたづし」は「たどたどしい」でやしょう!



意訳は


「天雲に羽を打ち付けて飛ぶ鶴のように不安でやす!

其れはあなたが側にいてくれねえからでやす!」



『葦鶴(あしたづ)の騒ぐ入江の白管(しらすげ)の知らせむためと言痛かる(こちたかる)かも 詠み人知らず 寄物陳思』



古語の解読


「白管」と「知らせむ」は何となく韻を踏んでる気が致しやす?


「言痛かる こちたかる」は「めんどくさい」でやしょうか?



意訳は


「葦辺の鶴が騒いでる入江の白管!


れは本末転倒でやす!


何故なら「白管や葦辺」と言うのは、鶴が身を隠す手段でやしょうか?


若しくは初夏にかけ湿地に榛の木の枝や葦で巣を作りやす!


本来巣の場所や己の居場所は秘密でやす!


ただ一つの例外を除いて!


アッシの思いを素晴らしい愛の巣を見て貰わねばなんねえ!


《此方だ此方だ!遠慮なくへえって来んな!》


てな感じでね?