《コロナと共生 412》


2024年6月22


午前8時に23度!

9時に25度!

10時半に28度!

午後1時半に29度!


久喜の「ビヨウヤナギ オトギリソウ属」も実をつけ始めました!


最近アレンジメントにもよく見かけるのが「ヒペリカム 小僧弟切り草」でやす!


赤や黄色のドングリみたいな実を鈴なりにつけやす!




『新三人吉三』


《天明の大飢饉(1782年~1787年)と寛政の改革(1787年~1793年)》


万葉言葉の解説の続きを致しやしゃうかね?


「雲」の続きでやす!


防人の妻の長歌でやす!



『この月は君来まさむと、大船の思ひ頼みていつしかと我が待ち居(を)れば黄葉(もみちば)の過ぎてい行くと玉梓(たまづさ)の使(つかひ)の言へば螢なすほのかに聞きて大地(おほつち)を炎(ほとほ)と踏みて立ちて居(ゐ)てゆくへも知らず・・・』



意訳は


「此の月こそ貴方がお帰りになるだろうと、大船に乗った気で、〔いつかしら早く帰って!〕と待ち焦がれております!


黄葉に紛れて失せてしまった〔預かった文を落とした?〕とでも言うのでやしょうか?


玉梓を持つ使い〔梓の杖を持ち手紙を運ぶ使者 玉梓はひねり文のこと〕が言うので、螢火のように虚ろに聞いて、大地を炎のように踏み締めて、立っても座っても落ち着きゃしない!いられやしない!



防人の妻の長歌の続きでやす!


『・・・朝霧の思ひ迷(まと)ひて杖(つゑ)足らず八尺(やさか)の嘆き嘆けども験(しるし)をなみといづくにか君がまさむと天雲の行きのまにまに射ゆ鹿猪(しし)の行きも死なむと思へども道の知らねばひとり居て君に恋ふるに哭(ね)のみし泣かゆ』


意訳は


「朝霧の中にいるように手探りで思い迷い思いは足らずは届かずか?

長い長い溜め息と共に嘆き途方にくれますわ


貴方は何処にいらっしゃるのか行方を追い続け、射殺(いころ)された鹿や猪のように死んでしまおうかとも思うのですが、獣道さえ分かりません!


独りきりで貴方を思っているとつい声をあげて泣いてしまいますわ!」


てな所でやしょうか?