《コロナと共生 410》
2024年6月20日
午前10時に27度!
午後0時半に28度!
6月22日は「Strawberry Moon」でやす!
赤いお月様のことではなく、「野イチゴの季節」と言う意味だそうです🍓
『新三人吉三』
《天明の大飢饉(1782年~1787年)と寛政の改革(1787年~1793年)》
万葉言葉の解説の続きを致しやしゃうかね?
「雲」の続きでやす!
昨日の長歌の続きでやす!
『磯城島の大和の国にいかさまに思ほしめせかつれもなき城上の宮に大殿を仕へ奉りて・・・』
訓(よ)みは
「しきしまのやまとのくににいかさまにおもほしめせかつれもなききのへのみやにおほとのをつかへまつりて・・・」
意訳は
「磯城島の大和の国から、どう思われたのか、あの不便な城上の宮に御殿(殯の宮 もがりの宮 お墓?)を御造りになられて御隠れになられた・・・」
長歌の残りでやす!
『・・・殿隠り隠りいませば朝には召して使はし夕には召して使はし使はしし舎人の子らは行く鳥の群がりて待ちあり待てど召したまはねば剣大刀磨ぎし心を天雲に思ひはぶらし臥いまろびひづち泣けども飽き足らぬかも 詠み人知らず』
訓(よ)みは
「・・・とのごもりこもりいませばあしたにはめしてつかはしゆふへにはめしてつかはしつかはししとねりゆくとりのむらがりてまちありまてどめしたまはねばつるぎたちとぎしこころをあまくもにおもひはぶらしこいまろびひづちなけどもあきだらぬかも」
意訳は
大殿は不便な城上の宮に殯(もがり)の宮を造られて御隠れになり、其処におわします!
朝には召されて用を仰せになり、夕べにも召されて用を拝命せぬものと待ち構える舎人達は、飛ぶ鳥が群がるように集まり、御待ち申し上げる!
一向に御召し出しがない!
心を耳を研ぎ澄ましておりますのに、思いは天雲のように放心状態となり、転がり悶え涙に濡れて泣き叫びやす!
それでも大君が崩御為されたとは諦めきれやせん!」
と言う挽歌でやす!