《コロナと共生 408》


2024年6月18

午前10時半に19度!


本降りの中を仙川に到着!


千歳烏山から御一緒してくださる方は今日もお休みのようです😭

御御足の調子が悪い上に、エレベーター工事で当分の間階段使用になっております(/。\)


『雨粒の跳ねるが如き勢いと丸ノ内線の噴火する風 滉坊』


地上から吸い込む雨は地下鉄の改札口を濡らし、電車到着では地下から吹き上げやす!



『新三人吉三』


《天明の大飢饉(1782年~1787年)と寛政の改革(1787年~1793年)》


万葉言葉の解説の続きを致しやしゃうかね?

「雲」の続きでやす!

挽歌の長歌の続きでやす!

なかなか切れ目が見付かりやせん!


『・・・大殿(おほとの)をふりさけ見れば白栲(しろたへ)に飾り奉(たてまつ)りてうちひさす宮の舎人(とねり)も〔一に云ふ (は)〕たへのほの麻衣(白栲の穂のあさぎぬ)着れば夢(いめ)かも現(うつつ)かもと曇り夜(くもりよ)の迷へる間(まとへるほと)にあさもよし城上(きのへ)の道ゆつのさふ磐余(いはれ)を見つつ神(かむ)葬り葬り(はふりはふり)奉(まつ)れば行く道のたづきを知らに思へども験(しるし)をなみ嘆(なげ)けども奥(おく)かをなみ大御袖行(おほみそゆ)き触れし松を言問(ことど)はぬ木にはあれどもあらたまの立つ月ごとに天の原ふりさけ見つつ玉だすきかけて偲(しの)はな恐(かしこ)かれども』


訓(よ)みは


「・・・おほとのをふりさけみればしろたへにかざりまつりてうちひさすみやのとねりも〔いつにいふ は〕たへのほのあさぎぬければいめかもうつつかもとくもりよのまとへるほとにあさもよしきのへのみちゆつのさはふいはれをみつつかむはふりはふりまつればゆくみちのたづきをしらにおもへどもしるしをなみなげけどもおくかをなみおほみそゆきふれしまつをことどはぬきにはあれどあらたまのたつつきごとにあまのはらふりさけみつつまたすきかけてしのはなかしこかれども」


意訳は

「御殿を振り仰いで見やすと葬式でやすから、白布で覆い飾り付けられ、後宮の舎人達も真っ白な麻の喪服を着ておりやす!

此れは夢ではなく現のことだと言い聞かせ、曇る夜のような淀んだ心で、〔ゆつのさひ 斎つの斎 神聖な葬儀〕の意味でやしょうか?


〔つのさはふ 角さはふ〕は〔磐余 いはれ 石〕を導く枕詞でやす!


〔磐余〕は、奈良盆地桜井市辺りでやすが、地名より寧ろ〔角さはふ磐余は石の意味〕で石造りの塀や村のことでやしょうか?


まとめやすと、麻の裳裾で城上の道に上がり角ばった石造りの村を見ながら、この先の手立てもよく解らず、ただ神々しく神葬りに御送り申し上げた!


如何に考えても仕方がねえので〔死んじまった者は帰らねえ〕嘆いてばかりじゃ埒があかねえ!


大君の袖が行き触れた松を、物言わぬ木じゃああるが、あら玉は月が代わるたんびに天を振り仰いで玉襷みてえに心に掛けてお慕い申し上げます!


こんな口調で語るなんざとっても畏れ多いこってす!」