《コロナと共生 402》


2024年6月12

午前11時に27度!

正午に28度!

東京都でも真夏日か?


『暑いだの冷えるだのと何やかや生きてればこそ不満は尽きず 滉坊』


文明開化で暮らしやすい生活に慣れると、募るのは不満ばかり!

失なうのは感謝の心!




『新三人吉三』


《天明の大飢饉(1782年~1787年)と寛政の改革(1787年~1793年)》


万葉言葉の解説の続きを致しやしゃうかね?

「雲」の続きでやす!


『百(もも)足(た)らず山田の道を波雲(なみくも)の愛(うるは)し妻と語らはず別れし来れば速川(はやかは)のい行きも知らず衣手(ころもで)のかへるも知らず馬(うま)じもの立ちてつまづくせむすべのたづきを知らにもののふの八十(やそ)の心を天地(あめつち)に思ひ足らはし魂合(たまあ)はば君来ますやと我が嘆く八尺(やさか)の嘆き玉鉾(たまほこ)の道来る人の立ち留まりいかにと問へば答へ遣(や)るたづきを知らにさにつらふ君が名(な)言(い)はば色に出でて人知りぬべみあしひきの山より月待つと人には言ひて君待つ我を 詠み人知らず』


此の長歌の言葉の意味は奈良時代に戻らねえと、とてもじゃねえが判りやせん!

ひとっ走りアッシが調べてめえりやした!


「百足らず山田の道 ももたらずやまだのみち」とは、百には満たない足りない八十(や)の山田の道のことでやしょうか?

其れとも、百段までは行かない八十段くらいの棚田のことでやしょうか?


「山田の案山子」とも言いやすから地名じゃあねえと思われやす?


「馬(うま)じもの」は、「馬のように」の意味でやしょうか?


「もののふ」は武士や偉丈夫の枕詞でやしょう!


「たづき」は、先に出ましたが「手段 たつき」のことでやしたね!


「八十の心」は、「入り乱れる多くの思いや考え」でやしょうか?


「千々に乱れる」にまでは達してないのでやしょう?


「魂合う たまあう」とは、「心が一つになる」の意味でやしょうか?


「八尺の嘆き やさかのなげき」は「大きな嘆き」でやしょうか?


よく判らねえのは「玉鉾 たまほこ」でやす!


別に「道」の意味が御座いやすが、多分「鉾」には道中の安全のための「鉾で護るナビゲーター(案内人 添乗員)」の役を担わせたのではと思われやす?


続きは、「たづきを知らに」で切り、「さ丹頬ふ さにつらふ」で「頬」を「つら」と読ませたのでやしょうか?


いやはや此の言葉の意味は難しい!


照れたり恥じらって「面や頬を丹(赤)く染める」意味でやしょうか?


「人知りぬべみ」の「べみ」は、「~しそうなので」で「人にしれわたってしまう」意味でやしょうか?


「あしひきの」は、なだらかに裾を引く大和の山々を「引く 導く」枕詞でやしょう!


いやはや難しい!

全体の意訳は次回に!