《コロナと共生 401》
2024年6月11日
午前9時に25度!
10時に27度!
正午に28度!
午後1時に29度!
総武線快速が止まり東船橋で普通を乗り継いで千葉到着!
千葉から外房線成東行きで鎌取到着!
何時もより10分遅れくらいかな?
蚕糸の森公園で見つけた二本の珊瑚樹(サンゴジュ)の花が咲きました!
ガマズミ科特有の白い小粒の花が遠くから見ると降り積もった雪を思わせやす!
『新三人吉三』
《天明の大飢饉(1782年~1787年)と寛政の改革(1787年~1793年)》
万葉言葉の解説の続きを致しやしょうかね?
「雲」の続きでやす!
前回の長歌の意訳でやす!
「長いこと思い続けてきた小野に程近い其の里の男が、アッシの好きな方と標(しるし)を結ぶと聞いた日から、対する手段も見付からず、居ても立ってもおられず見通しも立たねえ!
馴れ親しんだ我が家に居ても、草を枕の旅人の野宿みたいに虚ろでやす!
物(者)を思う身は苦しく嘆く身は日々過ごすさえ耐え難い!
天に浮かぶ雲のようにただゆらゆらと揺れているか、若しくは葦垣のようにふらふらと乱れて物思いに耽る!
紡ぎ懸けた麻糸や編み掛けの麻縄が散らばり、麻糸を入れる器も無い!
此れは整理が付かず気持ちの持って行き場も無いと言う意味でやしょうか?
本音を言えば此の恋の千分の一も誰も知らねえ!
アッシはこのまま覚束無く恋をするのでやしょうか?
否も応も無く命を懸けてでもね!」
此れってもしかしたら遠距離恋愛の悲劇でやしょうか?
小野に近い里の男は近いのを良いことに我が妹(アッシが勝手に自分の女だと思い込んでるだけかも?)にマーキングしていやがる!
此れだけ離れてるとアッシは手も足も出やしねえ!
地団駄を踏むアッシに空の雲はゆらゆらと、足許の葦垣はぐらぐらと頼りねえことおびただしいったらありゃしねえ!
麻を育て実を採り、糸を紡ぎ縄を綯う!
大切な其の入れ物さえとっ散らかっている!
誰かに胸の内を聞いて貰いてえのに、とんと纏まりもつきゃしねえ!
自分自身を持て余しておりやす!
そもそも命を懸けるほどの恋でやしょうか?
もうアッシには判別もつかねえ!
お先真っ暗ダァ!