《近江商人 伊藤忠商事所蔵》
 
【Neuf Les Mille et Une Nuits=ヌフ レ ミレ ユンヌ ニュイ =ニュー 千夜一夜物語 No.436】
 
西川家の2代目は、初代仁右衛門の四男・甚五郎が1628(寛永5)年に相続したのだそうです❗納得
 
其の2代目が江戸へ出るため、箱根越えをしていた折、疲れきった体を休めようと木陰に身を横たえた時に、夢を見たのだそうです❗疑問符
 
その夢とは、緑色の蔦蔓が一面に広がる野原にいて、若葉の色が目に映えて、まるで仙境にいるようだったので、「涼味あふれる緑に囲まれた風景を目にすれば、蚊帳の中にいる人の気持ちを和ませ、爽快な気持ちにさせるのでは?」と思い付き、このイメージを蚊帳に再現したのだそうです❗納得
 
萌黄色に染められ、紅色の縁取りを施されて、蚊帳は生まれ変わったのです❗納得
 
近江蚊帳が誕生したのは慶長年間(1596年~1614年)のことですが、製造元の琵琶湖の湿気が蚊帳を織るのに適していたのだそうです❗疑問符
 
と言うのは、湿気が十分でないと経糸〔経は縦糸 緯は横糸〕が切れやすかったのだそうです❗疑問符
 
以来400年に 渡り近江蚊帳が全国に君臨出来たのは、上に書きました2代目『西川甚五郎』なる人が麻生地に萌黄(もえぎ)の染めを施し、縁(へり)に紅布を付けた萌黄蚊帳を創案したからです
❗納得
 
現在でも、蚊帳は全世界で需要があり、野外や熱帯地方で活動する場合には、重要な装備品であり、大半の野外用のテントには出入り口に「モスキート・ネット」が張られてますよね❗納得
 
また軍需品としてアメリカ軍を始め、各国軍に採用されており、旧日本軍も「軍用蚊帳」を装備していたのだそうです❗納得
 
蚊帳は蚊が媒介するマラリア・デング熱・黄熱病、および各種の脳炎に対する、最も安価で効果的な予防・防護策として注目されてるようです❗納得
 
海外支援用の蚊帳については、ピレスロイド系殺虫剤を練り込んだ蚊帳をWHOが採用し、これは、蚊が触れるだけで殺虫効果があり、5年間ほど効果が持続するそうで住友化学がアフリカで製造してるのだそうです❗納得
 
友の〔知ったか〕に依ると、サランラップは第二次大戦の時に、兵士の虫除け、靴の中敷き、銃や火薬を水から守る為に生まれ、サラとアンの名前を取って《サランラップ》に為ったのだそうです❗知ったか