《万葉集 そらみつ》
 
【Neuf Les Mille et Une Nuits=ヌフ レ ミレ ユンヌ ニュイ =ニュー 千夜一夜物語 No.273】 
 
「枕詞 そらみつ」
「そらみつ」の語源は、『日本書紀』の神武紀に「大空から見て、よい国だと選びさだめた日本の国」という意味だそうです❗納得
 
「そらみつ」の表記
 「そらみつ」は主に「山跡乃國、倭國」(ヤマトノクニ)にかかる枕詞で6首に詠まれているそうです❗納得
 
主な訓読み表記は「虚見(都、通、津)」だそうです❗納得
 
気になった第一の理由は、巻1 29の歌で、柿本人麻呂はソラミツに「ニ」を加え「ソラニミツ」と詠んだ事です❗イエーイ
 
何故なら中学校の校歌に「紫匂う=茜さす」が遣われ、小学校の校歌に「ソラニミツ」が遣われてたからです❗仰天
 
今になって深い意味と申しますか、海軍が創った軍港の街の古臭い歌詞で、当時から現在まで全く理解出来てなかったと言う事実に気付かされました❗反省と懐旧
 
「虚空見(そらみつ)日本(やまと)の國(くに)と曰(い)ふ。」と御座いますのは、虚空と理解しても宜しいのでしょうか❗疑問符
 
『日本書紀』神武天皇31年4月の条の読み下し文を調べてみました❗物好き
 
長いので半分ずつ掲載致しますね❗納得
 
別にお読みにならなくとも、大切な箇所は後程私の力の及ぶ限り、丁寧に解説致します❗イエーイ
 
【三十有一年の夏四月(うづき)の乙酉(きのとのとり)の朔(ついたちのひ)に、皇(すめらみこと)輿巡(めぐ)り幸(いでま)す。
 
因りて腋上(わきがみ)のほほまの丘(をか)に登(のぼ)りまして、国(くに)の状(かたち)を廻(めぐ)らし望(のぞ)みて曰(のたま)はく、
「 妍哉乎(あなにや)、国(くに)を獲(え)つること。妍哉・・・此をば鞅奈珥夜(あなにや)と云ふ。
内木錦(うつゆふ)の真■国(まさきくに)と雖(いへど)も、蜻蛉(あきづ)の臀(と)なめの如(ごと)くにあるかな 」とのたまふ。
是(これ)に由(よ)りて、始(はじ)めて秋津洲(あきづしま)の号(な)有り。】
 
先ず最初に御断りを申し上げます❗陳謝
日本書紀でも、天皇家の初代から九代目までは、多分に神話と現実の世界を繋ぐ逸話だとされているようです❗