《日露戦争駆逐艦「不知火」の錨》
 
【Neuf Les Mille et Une Nuits=ヌフ レ ミレ ユンヌ ニュイ =ニュー 千夜一夜物語 No.272】 
 
「枕詞   しらぬひ」については、「不知火」だとばかり思っておりました❗疑問符
 
その語源には、だいたい七つの説が在るのだそうですが、主としては三つだそうです❗初耳
 
第一は「不知火」(九州の八代海や有明海に夜半点々と見られる怪火)の意に解する説ですよね❗納得
 
第二は「白縫」(白い縫物)の意に解する説だそうです❗納得
 
第三は「知らぬ日」(都から筑紫までの行程はどれだけの日数がかかるかわからないほど遠い)の意に解する説なのだそうです❗納得
 
【第一説は、昭和の初期頃まではほぼ定説に近い地位をしめていたようですが、後上代特殊仮名遣の観点から「しらぬひ」の「ひ」が「火」の意味ではありえないことが証明され、現在ではこの説を支持するものはほとんどいないのだそうです❗初耳】
 
「不知火」では無い❗驚愕ガーン
 
第三説にも多くの問題点があることを指摘し、総合的に見て第二説がもっとも妥当な説なのだそうです❗初耳
 
と言う事で「しらぬひ」を「白縫」(白い縫物)の意に解するようですけどね❗疑問符
 
じゃ「筑紫」への「掛かり方」についてはどうなるのでしょうか❗疑問符
 
「しらぬひ 筑紫の綿は 身に付けて いまだは着ねど 暖けく見ゆ」
 
読みは
「しらぬひ つくしのわたは みにつけて いまだはきねど あたたけくみゆ」
 
意訳
「しらぬひの筑紫の綿」は、身に付けてまだ着たことはないが、暖かそうに見えることだ」
でしょうか❗疑問符
 
* 「筑紫の綿」に、筑紫の女を寓意したと見る説があるようです❗疑問符
* 「しらぬひ」は「白日」が国名で、筑紫の別名という説も在るのだそうです❗初耳
 
「自奴日」・・「不知火」当て字は固定するまでに長い時代を遍歴します。
* 枕詞 「しらぬひ」は一説に「領(し)らぬ霊(ひ)」。
筑紫(九州)はかつて大和朝廷の支配が及ばぬ土地だったからか。(千人万首より)