《大伴家持の碑》
 
【Neuf Les Mille et Une Nuits=ヌフ レ ミレ ユンヌ ニュイ =ニュー 千夜一夜物語 No.268】
 
《枕詞 しなざかる》
〔「しな」は坂の意で、多くの坂を越えて遠く離れたの意か?〕
地名「越=こし」にかかる。 
北陸の越前越中越後の事でしょうか❗疑問符
 
どうやら大伴家持が、使い始めた言い出しっぺのようです❗疑問符
 
万葉集から
「しなざかる 越に五年 住み住みて 立ち別れまく 惜しき宵かも」 
          大伴家持
 
読み
しなざかる こしにいつとせ すみすみて たちわかれまく をしきよひかも
 
意訳
都からはるかな越の国に
5年も住みついてしまった
いざ今宵立ち別れようとすると 
なんとも名残惜しいことでありますよ 
 
越中国守として赴任してきた家持は、都を遠く離れた越中を「天離る鄙(あまざかるひな)」「しな離る越」と 詠みました❗納得
 
「天」は都を指し、「離る」は遠く離れていることを意味しますよね❗納得
 
都落ちした気分の大伴家持は、都への思慕を募らせていたことが窺えますよね❗納得
 
現代語訳は
「遠く離れた越の国(越中)に五年間住み続けて、今こうして別れなければならないことの、なんと惜しい宵であることか。」
 
違訳
大伴家持は内心を押し隠してます❗大嘘つき
 
少納言となって都へもどること〔栄転〕となった家持が、餞別の宴で詠んだ歌なんですが、嬉しくない訳が無い❗ホックホク
 
 都へ戻れることになった家持は、どんなに喜んだことでしょうよ❗
 
《文字の穴グラム》
「支那盛る 越に五年 住み棲みて
太刀暴れ舞う 悪しき酔いかも」
       はるまふじ
 
違訳
紀元前の支那の越の国
今は盛りの此の地に五年棲み暮らした
甘い汁もタップリ吸ったが
左遷させられるらしい
別れの宴で悪酔いして
太刀を振り回して大暴れしてしまったよ❗ざまあみろ