共働き4人家族、
30代AYA世代の技術系会社員による、
大腸癌ステージ3b治療体験記と、
体験に基づいた生活の知恵や
便利アイテムの紹介ブログです


現在、私は術後化学療法として、CAPOX(カポックス)またはXELOX(ゼロックス)療法を行っています。

大腸ガンのステージ3や、高リスクのステージ2での術後の標準治療です。

本日、第2クールスタート後8日目となりましたが、第1クールと違って、胃の活動再開が遅れており、ダメージの蓄積もあるのかなと心配なところです。






今回は、27歳で私と同じ大腸癌ステージ3bに罹患して、その後、完治、現役引退された、元阪神タイガースの原口文仁選手について過去調べた情報まとめをしたいと思います。

※全て公開情報を基に作成しております。





自分が最初に大腸ガンであると告知された時、良いこと悪いこと含め、大量の事例を寝ずに調べてしまいましたが、やはり、悪い方悪い方に考えがちになりました。まあこれは、スマホを持つ人間ならほとんど当たり前、どうしようもないのかなと思いました。





でもそんな中でも、このような近くて前向きな事例があると、幾らかでも希望を見出せたものでしたし、実際の流れのイメージにも繋がりました。

また、実際に小さい子供がいるケースということもあり、気持ちの面でも自分が1人で無いという支えになった気がします。

著名人でここまで詳細な情報が出ているケースはあまりないように感じます。

原口選手が勇気と使命を持って、情報開示されたこと、本当に感謝しました。

私が原口選手のことを調べて知ったのは、癌告知後ですが、それは、自分のメンタルがボロボロになった時に、プロアスリートならどうするのか、どうしたのか、を知りたくて事例を探したことがきっかけでした。

その中で唯一と言っていいほどの詳細情報があったのが原口選手です。





ただ、どうしても情報が断片的で、場合によっては誤解も生みそうだなと当時思いました。

そのため、詳細な情報は幾つもある記事に委ね、今だから分かる視点で、当時の情報をまとめておこうと思いました。誤情報があれば都度訂正していきます。







「告知まで」


* 2017年3月 結婚(26歳)

* 2017年6月頃から下血や寝ても疲れや眠気が抜けないといった自覚症状あり
* 2018年3月 長女誕生
* 2018年 シーズン中に自覚症状は悪化し不安に
* 2018年12月 人間ドック受診 便潜血陽性
 

「2019年 告知以降」

* 1/8 大腸内視鏡検査 大腸癌告知

* 1/10 練習開始(不安に打ち勝つため)

* 1/24 がん公表

* 1/31 手術(腹腔鏡手術、6時間、13cm摘出)

* 2/6 退院、抗がん剤開始(経口薬のみ)

* 2/14 リハビリ開始

* 3/3  27歳の誕生日

* 3/7 チーム合流(術後1ヶ月)  自転車を漕ぐなど

* 4/10  室内でのバッティング練習開始(術後2ヶ月)

* 4/16  術後初の屋外フリー打撃

* 5/10 二軍で実戦復帰(術後3ヶ月)

* 6/2  実戦復帰後初本塁打(4番指名打者)

* 6/4 一軍復帰 9回代打で2塁打 (術後131日(約4〜5か月))

* 6/24 ステージ3bであることを公表

* 7/9 抗がん剤(術後補助化学療法)終了

* 7/12  オールスター出場



*  2020年9月    次女誕生

*  2024年1月 「完治」を報告

*  2025年9月 現役引退を表明




「手術内容推察」

6時間に及んだ、とありますが、一般的な時間から見ると、少し長い気がしました。プロ野球選手の激しい運動に耐えるため、かなり丁寧に吻合等の処置が行われたからでは無いかと推察します。

また、ストーマでなく、下血ありの自覚症状だったことから、結腸、それもS状結腸ないしは下行結腸、横行結腸だったのではと推察されます。上行結腸では便がまだ固まっていないので、下血まで行くことはあまり無いことが多いです。このことからも、後述の論理から、遺伝性だった確率は低そうです。




「抗がん剤治療の内容推察」

経口薬を4週間飲んで2週間休むサイクル、とある記事中にはありますが、これは、ステージ3bの大腸ガンの術後補助化学療法での標準治療ではないかと思います。

まず、病院側も色々配慮されたとあるので、恐らくは、早期一軍復帰を目標に、負荷を最小限に抑えつつ、効果を最大化できる内容と判断されたと思います。

標準では勿論、オキサリプラチン点滴が入りますが、練習どころでは無い体調変化と、プロ野球選手にとっては致命的ともなりうる末梢神経障害が起こり得ますから、これは回避したものと思われます。

またサイクル期間から、経口薬はTS-1と考えられます。これも、カペシタビン(ゼローダ)による手足症候群を回避するためと思われます。

以上の推察によれば、抗がん剤治療に関する情報については、一般的で無いと考えるのが無難そうです。

なお、5-FU系単剤で効果有りと判断されたと考えると、遺伝性の可能性がかなり高くなる、dMMR/MSI-Hの病理診断ではなかったのかなとも考えられます。






以上、原口選手(当時)の情報をまとめてみました。



まず、予定通り一軍に復帰されたのは本当に凄いなと感じます。プロ野球選手はやはりプロです。

退院後すぐに抗がん剤治療というのも驚きます。退院後はしばらく不自由がある中で、副作用に見舞われますので、かなりのストレスだったのではと思われます。



術後1ヶ月でチーム合流、2ヶ月で本格練習開始、というのも、術後の回復過程を考えると、今でも改めて妥当な期間だなと感じます。勿論自分の強度とは比べる余地も無いほど違うと思いますが、強度を上げていくペースは実感として近いです。



抗がん剤治療においては、標準治療の数字よりもプロ野球選手としての仕事を選ぶ、これは個人の裁量に委ねられるわけですが、命と仕事を天秤にかける、原口さんのその決意を、滲むように感じました。

まだ20代の時であり、自分が同じ年齢だったらと思うと、畏敬の念しかありません。



また、無事に完治となったのは、日々の食事含む体調管理と、最近話題の運動療法的な部分もあってなのではと感じます。

やはりこうした方の情報は、ロールモデルとして生きる道筋になるのは間違いなく、自分も励みにして、まずは抗がん剤治療を頑張って乗り越えたいと思います。




近縁で癌の罹患者はいなかった、とのことですが、これも自覚症状があるのに早期発見が遅れる理由の1つではあります。


しかしながら、便潜血陽性の時点ですぐに内視鏡検査を受け、発覚したのは救いだったのかなとも思います。


下記の記事に書きましたが、私は何度も放置してしまい、今でも後悔している所です。





どうか1人でも、少しでも、早期発見に繋がることを祈るばかりです。

また、癌を告知され、手術が必要になり、不安になっても、原口さんの情報や経験談が何かの支えになる事を祈ります。




最後に、下記の記事に私にとても響いた言葉がありましたので、転記させていただきます。

いつか、原口さんには御礼を伝えたいものです。


アスリートに限らずどんな仕事でも、自分でコントロールできないことのほうが多いと思うので、それなら自分にできることに目を向けてみる。アスリートの場合は常に競い合う相手がいますが、僕は相手のミスを願うより、自分が上手くなるために小さな努力を積み重ねることにフォーカスします。そのほうがメンタルは安定するしポジティブになれるんです。