共働き4人家族、
30代後半AYA世代の技術系会社員による、
大腸癌ステージ3b治療体験記と、
体験に基づいた生活の知恵や
便利グッズの紹介ブログです
やばい、健康診断で便潜血陽性の結果が出てしまった…
そんな時に、あなたはどうしますか?
答えは、一択
大腸内視鏡検査を受ける、です。
すぐに、大腸内視鏡検査を受ける準備をしてください。
精密検査を受けてくださいとしか書かれていないかもしれませんが、命の危険の可能性があります。
なんでそこまで書かないのか、いまではそう思います。
当たり前過ぎてすみません。
後から考えに考えましたが、でもそれしかないです。腹を括るしか無いです。
それが健康、どころか命を守る観点では1番なんです。
勿論、他に命よりも大切なものがあれば別ですが、人の命より大切なものは中々無いように思います。
いやいや、痔じゃないの?
そう思う気持ちはわかります。
確かに、1回の陽性なら偽陽性かもしれません。
その確率は大目に見て40%とします。
でも、2回連続なら16%です。可能性けっこう高めです。
3回連続なら6%、高確率で陽性です。
4回連続なら3%、ほぼほぼ陽性です。
そんな簡単な計算も私はできていませんでした。
ただ目を逸らしていました。
もしも進行していたら、このような確率の数字が、再発率や生存率を意味する話になってきます。
ですが、1回目の陽性で内視鏡検査を受ければ、ポリープのうちに切除してそれで終われる可能性が高まります。
痔の確認を肛門科で受けるくらいなら、鎮痛剤ありで内視鏡検査をしてしまう方が痛みは無いんじゃ無いかと思います。
実際、私はほとんど寝ていて、途中で起きても鎮痛効果もあるのか、全く痛くも痒くもありませんでした。
しかも、内視鏡検査のついでに痔も確認してもらえるでしょう。一石二鳥です。
一方で、肛門科で痔が見つかってしまって、実はその奥に病変も隠れていたら、さらにやばい事態です。
患者が若く自覚症状もなければ、医師側も、さすがにこの若さで癌は無いだろう、と考えが傾いてしまします。大変危険です。発見が遅れてしまいます。
そもそも、出血している病変がある場合、その時点である程度進行している可能性があるわけですから、万が一を想定して対応すべき、命の危険を伴う災害対策、防災と少なくとも同じレベルと考えてください。
あっさりとそんな命の危険性が、検診結果として出てくるので、私は事の重大さをしっかり認識していませんでした。
最初の陽性結果を受けた時の面談で、30代で大腸ガンはまさか無いでしょー、という職場の産業医の言葉を心の支えに、実際に硬めの便のせいで切痔的に血がつくことがあったので、4回=4年も放置してしまいました。
それで今までのところステージ4じゃないのは、今となってはただの幸運です。実際、一度はステージ4の疑いがあり、全く眠れず、痛みの幻覚まで現れたこともありました。
一回の陽性でも、一年以内にすぐに進行するタイプのガンもあります。次の健診結果を待つのはリスキーです。
今となっては知っていますが、癌と縁がなければ知る由もありません。
癌リテラシーとでも言うのでしょうか。病院に行くことすらあまりない身だったので、全く足りませんでした。
共働きで毎日余裕無いし、仕事も忙しくてただでさえ休みにくいし、やばい病気だったら今の仕事失うかもしれないし、血縁に癌はいないし、大腸内視鏡検査って痛いかも知らんし正直ちょっと怖いし、良さそうな病院も無いし…など、言い訳ばかりが浮かびます。
そうこうしている間に、結果を忘れてしまいます。
その先の命のリスクまで、考えが及びませんでした。リスクマネジメントできてなかったです。技術者失格です。
最初の結果の後でも、2回目でも、3回目でも、もっと早く内視鏡検査していたら、手術も抗がん剤治療もいらなかったかもしれません。お金も精神力も体力も生残確率も、対応が遅れるほど削られます。
私のざっくり試算では、毎年約2千人の30代が大腸ガンに罹患していると思われますが、少しでも減少に転じることを祈ります。
ただ、30代でそもそも便潜血検査を受ける機会が無い事も多いかもしれません。
こればかりは、国なり事業者が、若年大腸ガンが増えている事を認識して、30代からの検査推奨と啓蒙に傾いてもらうしか無いかもしれません。
そもそもレアな30代の大腸ガンに対して、対策するためのコストと天秤にかけられてしまうでしょう。
同じような人が少しでも減ってほしい想いが強過ぎて長くなってきたので、今回はこの辺りにして、実際の検査の流れや実態などは別記事にしたいと思います。
日本人は検査率が低いことで有名です。そのせいで癌罹患率が高いと言われています。
一方で、人口当たりの内視鏡検査ができる医師の数は非常に多いようです。
折角恵まれた環境にいるのであれば、是非享受して頂きたいと思います。
