癒しの神意 
青年は少女のことを気にしていた
両親を亡くし孤児院に入れられ
寂しそうに膝を抱える姿が
今でも目に焼き付いていた
孤児院を訪れた時
青年は多くの子供達に元気を
与えようとしていた
その甲斐あって多くの時間で
多くの子供達の笑顔が見られた
部屋の片隅にいた少女に近づくと
本を読んで聴かせた
少女の顔は次第に綻び
本を読み終わる頃には
目に優しさが見てとれた
少女は別れ際初めて口を開いた
『ありがとう…』
少女の精一杯の一言
青年の胸に熱いものが込み上げて来た
『ありがとう!』
青年もそう言って孤児院を後にした
その夜夜空の星々を眺めながら
ふとある事に気がついた
あの少女の言葉を思い出すたびに
私の心は救われる
私は少女を助けに行ったつもりだったが
本当は私の方が少女に助けられているんだ
きっと…そうなんだ
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