▽練習でも若手けん引
栗原不在のオーダーでは、大仕事を託せる男がほかに見当たらない。0―0の五回二死一、二塁。打席には東出がいた。「ああいうところで打たないと」。鮮やかなバットコントロールから放たれた打球は中前で弾んだ。
五回までに得点したのは5試合ぶりだった。それほど打線は苦しく、先発で打率3割を超すのは東出だけ。「いずれ僕も調子を落とす。みんなが上がってくるまで粘りたい」。そんな謙虚な発想にたどり着いたのは、プロ11年の「試行錯誤」がある。
ティー打撃では10球以上、極端なダウンスイングで球をたたきつける。打率3割8分2厘の男は、実戦で快音が続かないことを知っている。「悪い時にどうするか。転がせば何とかなる」。最近、若手も同じ練習をまねる。リーダーの道を歩き始めたということだ。
東出の一打が決勝打となり、巨人とのゲーム差は2・5に縮まった。「きつい試合を勝つとチームは波に乗れる。さあ、明日だ」。東出のバットが、追撃開始のゴングを鳴らした。(中国新聞)
私の東出に対する評価は、今まであまり芳しいものではありませんでした。
しかし、上記の記事を読んで、考えが変わりました。
「悪い時にどうするか。転がせば何とかなる」
最近の赤松、天谷、梵らを見ると、これをわかってくれたようです。
東出、君こそカープのリーダーだ!