『ロシアに対する渡航情報(危険情報)の発出』
●チェチェン,イングーシ,ダゲスタン,北オセチア,カバルダ・バルカル,カラチャイ・チェルケスの各共和国及びスタヴロポリ地方
:「渡航の延期をお勧めします。」(既に滞在中の方は,退避手段等につきあらかじめ検討してください。)(継続)
●上記を除く地域(首都モスクワ市を含む)
:「十分注意してください。」(継続)
1.概況
(1)チェチェン,イングーシ,ダゲスタン,北オセチア,カバルダ・バルカル,カラチャイ・チェルケスの各共和国及びスタヴロポリ地方は,武装勢力によるゲリラ的攻撃や自爆テロ事件が多数発生しています。これに対し,治安当局は銃撃戦を伴う掃討作戦を集中的に行い,一定の成果を上げているといわれているものの,治安情勢は依然として不安定です。特に、チェチェン武装勢力は、ロシア当局の集中的な掃討作戦によって主要メンバーの多くを失ったにもかかわらず、依然、テロによる抵抗等を表明しています。したがって、上記の地域の情勢安定化には長期間を要するとみられますので,今後とも警戒が必要です。
(2)モスクワ市などの大都市については,チェチェン武装勢力がモスクワなどの公共交通機関に対して新たなテロを予告しています。また,報道によれば,2011年7月,モスクワ内でテロを計画していたとみられるテロリスト4人が逮捕されたと報じられるなど,引き続き地下鉄,空港,主要都市間の鉄道などの公共交通機関、連邦保安庁(FSB)や内務省等治安機関を狙った自爆テロや爆弾テロが発生する可能性があります。
(3)上記(1)の地域に接する隣国グルジアとロシアとの間では,南オセチア及びアブハジアを巡る紛争の解決をめぐって,緊張が続いています。2008年8月,グルジアの南オセチア等において両国が戦闘状態に入りましたが,同月中の戦闘行為終結後も,南オセチア及びアブハジア並びにその周辺地域においては緊迫した状況が続いています。
※本情報は2012年05月24日現在有効です。