『アルゼンチンに対する渡航情報』
●首都ブエノスアイレス市の周辺都市(首都中心部から約40kmの範囲内。首都ブエノスアイレス市は除く。):「十分注意してください。」(継続)
1.概況
アルゼンチンでは、2001年末の深刻な政治・経済危機以降、デモ、道路封鎖、略奪等が多発するとともに、一般犯罪も増え、治安状況は著しく悪化しました。その後、景気の持続的回復に伴い失業率が減少したことを背景として、治安状況は危機当時より改善したとはいえ、引き続き一般犯罪を中心に犯罪が多発しています。報道によると、再び治安が悪化しつつあると感じているブエノスアイレス市民の割合が増加傾向にありますが、最新の2008年版治安統計では、過去2番目(1991年以降)に多い国内犯罪件数が計上されており、治安の実状が数値にも反映される結果となりました。特に、首都ブエノスアイレス市の周辺都市(首都中心部から約40kmの範囲内。首都ブエノスアイレス市は除く。)では、強盗や盗難事件等が頻発しており、殺人や金銭目当ての誘拐等の凶悪な犯罪も発生しています。
2.地域情勢
(1)首都ブエノスアイレス市の周辺都市(首都中心部から約40kmの範囲内。首都ブエノスアイレス市は除く。):「十分注意してください。」
首都ブエノスアイレス市に隣接した地域には、警察官でも近づくのを避けたがるビジャ(villa)と呼ばれるスラム街が多数存在し、殺人、誘拐、強盗といった銃器を使用した凶悪犯罪が日常的に発生しています。この地域のスラム街には絶対に近づかないでください。また、この地域(スラム街は除く)に立ち入る場合は、現地の治安情報に注意してください。
(2)首都ブエノスアイレス市
(イ)ブエノスアイレス市には危険情報は発出されていませんが、市内では、旅行者を狙った盗難事件等が頻発しており、日本人旅行者の被害報告も大使館に寄せられていますので、安全対策には十分留意して行動してください。
(ロ)失業者等からなるいわゆる「ピケテーロ・グループ」による抗議行動等が、市内のいずれかの場所で散発的に発生することがありますので、特に盛んに行われる五月広場、国会議事堂前広場、オベリスコ周辺、労働省前等に行く場合には、事前にデモ等が行われていないか確認してください。
(ハ)市内のアウトピスタ(autopista)と呼ばれる高速道路より南部の地域には、ビジャ(スラム街)が散在するため、付近のホテル等には宿泊しないようお勧めします。また、中心部ではレティーロ駅裏周辺にビジャが存在するため近づかないよう十分注意してください。
※本情報は2012年05月24日現在有効です。