ちょうど今から一年前


その日は
私の母が亡くなる前の
最後の外来受診でした


乳がん闘病生活15年目


多発骨転移
多発肺転移
腹水・胸水貯留



主治医からは
年を越すのは難しいと
言われていました


呼吸苦があり車椅子での受診
もし呼吸苦が辛ければ緩和病棟に入院して
麻薬の持続投与をしましょうと
主治医から話がありましたが




母はまだ治療を諦めることが出来ずにいました


愛してやまない初孫の
中学生になった姿をみたいびっくりマーク

これが母の生きる目標だったから

あと5ヶ月生きれれば
薬が効いて効果があれば
初孫の卒業式&中学校の入学
をお祝い出来るし待望の制服姿をみられる


だから


緩和病棟
下矢印下矢印
積極的な治療を諦める
という選択が出来ずにいました





亡くなる4日前

いよいよ胸水で片方の肺は
全く機能せず

もう片方の肺は
辛うじて半分だけ残っている
という絶望的な状況で母は布団から起き上がれなくなり、救急車を呼んで病院にいこうという私の呼びかけにも



「孫と離れ離れになるのは嫌だ」
といって必死に耐えていました


これだけ愛してもらった子供たちは
世界一幸せだっただろう


母は亡くなる4日前まで
自宅で頑張った


辛さをほとんど見せず


最期まで母らしく
孫たちに
心配をかけないように
していた





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今思い出したら
急に涙が止まらなくなって
しまったので


母の愛情の深さと
絶望から私たちを救ってくれた
母への思い…

この気持ちを忘れることが
ないようにブログに残しました




どんなに懸命に治療をしても
何度も再発し母の命を奪った癌が本当に憎いです







涙よ止まれ!!















母の仏壇に新鮮な花をお供えできるので
助かってます
下矢印下矢印下矢印







次の話