実は、2013年の音楽でとてもお気に入りの楽曲とグループに出会ったことを付け加えておかねばならない。

それは、当時お気に入りだったアイドルグループを追っかけていた時、偶然見つけた逸材だ。

その内の一人、アイドルグループBに所属する彼女は、当時、アイドルよりもタレントとして目立っていた。


プロフィールを辿るとハロプロキッズオーディションに合格して、アップフロントに入りモーニング娘。の妹分としてグループBの一員となり、既に9年間も活動していた。

確かにこのグループBの名前は聞き覚えがあるものの、プロデューサーのつんく氏の楽曲が当時(今も…)嫌いだったため全く聴かなかった記憶がある。


実は、僕の目と耳を占領したのは冒頭のアイドル兼タレントの嗣永桃子と同グループの夏焼雅、グループCの鈴木愛理からなるパロプロ派生ユニットの「Buono!」だ。


「Buono!」は2007年にアニメ主題歌のために組まれたユニットだった。その後ピザのCMなども担当した。また、2008から2012年まで夏・冬限定でライブ活動も行っている。

特筆すべきは、プロデュース及び楽曲編曲につんく氏が一切関わっていない事とライブに女性バンドを起用していることだ。

楽曲はいわゆるロック主体であるが、テクニック面に拘りのないリズムとメロディー優先の曲調で、肩の凝らないものとなっている。

また、スタジオ録音のCDよりもライブ収録のDVDの方が音も、彼女たちのヴォーカルもより力強く伝わってくるのが素晴らしい。


これはまさにガールズバンド再来だ。


ファンからは武道館単独ライブの願いも聞こえたが、この春、母体のグループBの活動が2015年3月をもって無期限停止される(事実上の解散)が発表されたため、この派生ユニットも自動的に消滅となるのだろう。


僕が嗣永桃子を推す理由は、特にその容姿や歌声にと言う訳ではなく、映像に映り込む自分の表情やポーズの極め方からプロとしての姿勢がありありと見えてとれるところだ。

それは、バラエティー出演時も同じであろう。

こちらは少し異質ではあるが、自分で設定したキャラクターに一貫性を持たせる点はやはり考え抜いているなと感じる。


「Buono!」の楽曲には、何か懐かしさを感じる。それは、過去の楽曲のパクリやコピーと言うことではなく、違った意味での青春応援歌として聞こえるということだ。

実際、僕らの青春時代はロックやフォークであふれていたが、その内容は反戦や報われない自分の環境や人生を嘆く時代の象徴だった。そんな僕らの青春時代に、彼女たちの応援歌があったら。。。



僕らの生き方はもう少しポジティブにものになっていたのかもしれない。