


この頃は、藤井先生も経済に疎く、土木工学と心理学の専門家だった。
別に、日本経済がうまくいっていれば、経済なんて専門家に任せてよかった。
恥ずかしながら、自分はこの時GDPすら興味がないから知らず
賢い専門家がちゃんとやってくれるのだろうと、軽く考え
どうしても、経済について勉強する気が起きなかった。
それが安倍政権が誕生して、竹中平蔵さんがまたブレーンになるという。
こりゃまずいんじゃないのと思っていると、やっぱりだった。
それで仕方なく、青木泰樹の著書、「経済学とは何だろうか」
これが非常に勉強になったと藤井先生が言っていたのを思い出し
そこから、経済学について、ちょっとだけ勉強した。
気づくと、アルゼンチン経済にまで興味を持っているところに来ていた。
これがいいのかどうか分からない。
藤井先生は、安倍政権に深く関わっている時
ここまでマクロ経済学に詳しくなかった。
それが今や、よく分からないちんけな経済ジャーナリストと称する
リハックお抱え丸出し芸人と対比すると、なんじゃこの圧倒的な小物感
と思わせるぐらい、マクロ経済に詳しくなっている。
いろんな分野に興味を持ち、横断型の研究者とは言え
計量分析までやり、内閣府のマクロシュミレーションモデルが
おかしいことにまで言及している。
これがおかしいと気づいている人は、日本ではけっこう少ない。
藤井先生個人は経済成長しているのに、日本経済はまったく成長していない。
故西部さんと同じように、哲学についてはかなり怪しい部分もある。
所詮、経済学は社会科学の一部にすぎないのに、大手を振って歩いている。
それが世界を、国家を、社会を壊して回っている惨状
おかげでくだらない経済学をやらされている身にもなってみろ、と文句を言いたい。
藤井先生が経済学に詳しくなっていくほど、世の中は悪くなっていった。
経済学者や経済官僚が、ちゃんとしていれば
こんなもん勉強せずにすんだのに・・・
