ちょっと、いやちょっとじゃないか

かなり危険だと思ってしまうのは、政治のゴタゴタ

 

 

事情は知らない、知りたくもない。

政治には、金がかかるのだろう、政党交付金じゃ足りない。

 

 

米国がウクライナを使って、ロシアと戦争を始めたことによる

ウクライナインフレは、イスラエルまで戦争を始めたので止まりそうもない。

 

 

今回の悪性インフレは、挙国一致で取り組まねば

一般庶民の生活は、悪化するだけである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実質賃金の下落は、19か月連続になってしまった。

長期デフレ、新型コロナときて、悪性インフレ

 

 

もちろん、われわれは解決策を持っているが

左翼以上に、致命的なほど政治力がない。

 

 

またそれを一般庶民が理解してくれると

考えるほど、傲慢でもない。

 

 

われわれの意見が反映されることがなくても

それなりに権力が機能していれば

 

 

現政権に代わって、別の政権がこの悪性インフレと戦うだろう。

自民党内で、そういう野心を持つ人がそれなりにいるはず。

 

 

日本は、野党が終わっているので

いつものように、自民党内の派閥抗争をやって

 

 

別の人が、歴史の名を残そうと、権力を欲するのが常

それなのに、自民党自身がごちゃごちゃになっているみたい。

 

 

岸田さんの不支持・自民党不人気で

現在、日本は権力が不在の状態になっている可能性がある。

 

 

現在、権力を担当している人々は、この問題に対処する気がない。

ではどこか別のところと思っても、どこもない。

 

 

権力の不在の恐ろしいところは

喫緊の課題に対して、何らなす術がないところにある。

 

 

国内の力関係を調整して、挙国一致で

この悪性インフレに対処しなくてはならないが

 

 

その調整役を欠いている状態が、権力の不在

権力の不在が、国内の混乱に拍車をかける。

 

 

税収が上がって喜ぶ財務省

さらなる増税を目指す財務省

 

 

それを支援する御用学者、御用評論家、後援会(富裕層)とその乞食

自民党内部の混乱を攻撃する政治評論家、政局評論家

 

 

現状の悪性インフレという国難に、上流階級と

下流階級は協力しなければ、乗り切ることは出来ない。

 

 

協力する点は、たった一つ

緊縮財政からの脱却である。

 

 

今日、日本を襲っている階級闘争において

緊縮財政からの脱却に関しては、一致できるはず。

 

 

国民を窮乏から救うには、政府部門による圧倒的な力

つまり大胆な財政政策を行わねばならない。

 

 

社会保険料の一時停止、減免、消費税をなくす

インフレ分年金の増額、地方交付税をふんだんに出す

 

 

新幹線、高速道路網を日本全土に張り巡らす

実質賃金の下落分を政府が支払う(BI形式でもよい)など

 

 

財政政策さえ、国民の手に取り戻せるなら

なんだってできるのだが、肝心の権力が不在

 

 

おそらく長期デフレと同様、ずるずるといくだろう。

しかしデフレと異なり、悪性のインフレは非常に危険

 

 

なぜならデフレは立場の弱い人々から

順にじわじわとやられていって、声が届かないが

 

 

コスト・プッシュ・インフレという強制的で

悪質なインフレは、広範な国民が巻き込まれる。

 

 

悪性インフレに苦しむ国民は、新自由主義的な解決策か

この窮乏を救う英雄を求める。

 

 

権力に、英雄を求める時、

それは全体主義がやってくることを意味する。

 

 

ヒトラーやムッソリーニかもしれないし

スターリンや毛沢東、ポルポトかもしれない。

 

 

どちらにせよ、非常に危険な代物で

右に行っても、左に行っても、国民はひどい目に合う。

 

 

歴史上には、確かにすべてを任せたくなる人物がいる。

しかしそういう人物が滅多に出てこない。

 

 

だから歴史上に名前が残るのだが

現在の日本に、そんな英雄はいない。

 

 

もしいたとしても、必要ない。

地道にやるべきことを、淡々とやってくれるだけでよい。

 

 

しかし権力が不在では、それができない。

ギャーギャー騒ぐのは構わないが、その行為自体がとても危険なのである。