「2020年はもう過ぎてしまいましたが、日本が破綻する日は来ませんでした。

小黒先生、いかがお過ごしでしょうか」

中野剛志    奇跡の経済教室【大論争編】

 

 

 

 

 

 

どうする財源―貨幣論で読み解く税と財政の仕組み(祥伝社新書) [新書]

 

 

 

目次

 

 

はじめにーーー「財源」とは何か

 

 

序章 防衛財源を巡る様々な見解

 

 

第一章 貨幣とは、何だろうか

 

 

商品貨幣論

数千年前に存在した信用システム

 

 

信用貨幣論

流通する貨幣の大半は、現金ではない

 

 

民間銀行はいかにして貨幣を生み出すか

民間銀行による貸出しが貨幣を生む

 

 

民間銀行の貸出しの制約

貸出しなくして、貨幣創造なし

現金通貨はどうして信頼されているか

 

 

第二章 資本主義の仕組み

 

 

知っているようで知らない「資本主義」

資本主義における貨幣の循環

 

 

貨幣循環の仕組み

デフレは、資本主義の死

デフレになると、経済はどうなるか

 

 

第三章 資本主義と国家財政

 

 

貨幣循環(民間部門)

貨幣循環(政府部門)

 

 

デフレ悪化は資本主義の崩壊を招く

政府には、返済能力の制約はない

 

 

政府債務は完済せずとも可

貨幣を創造し、徴税能力を有する日本政府は破綻しない

 

 

現代貨幣理論(MMT)

財政赤字は、むしろ正常な状態

 

 

 

第四章 資本主義における経済政策

 

 

実物資源の制約

財政支出は、ヒトやモノなどの実物資源には制約される

 

 

資本主義以前の社会

なぜ資本主義経済は成長するのか

 

 

財政支出と経済成長

日本だけがデフレであり続けた理由

 

 

「機能的財政」という考え方

「健全財政」と「機能的財政」、2つの考え方

財政支出は「高インフレになる前まで」

 

 

第五章 「国民の負担」とは何か

 

 

機能的財政における税の考え方

経済成長による財源の確保?

 

 

「経済成長による税収増」と防衛財源

真の国民負担とは何か

 

 

実物資源の制約こそ「国民の負担」

経常収支赤字は負担になるか

今を生きる世代の負担

 

 

第六章 インフレの問題

 

 

MMTに対する批判

MMTの概要

 

 

固定為替相場制という制約

日本政府に財政破綻の可能性はない

 

 

2つのインフレ

野口悠紀雄教授の「生兵法は大怪我の基」

 

 

ハイパーインフレの正体

コストプッシュ・インフレの対策

 

 

政府による産業政策が必要になる

「将来世代へのツケ」の正体

 

 

第七章 金利の問題

 

 

3つの財源?

学者にあるまじき振る舞い

 

 

民間貯蓄は増える

財政支出の実際

 

 

「財政破綻説」は間違っていた

経済学者たちの妄言

 

 

『イソップ寓話』のオオカミ少年

伊藤元重、吉川洋、東大教授たちの誤謬

 

 

第八章 矢野論文の衝撃

 

 

不都合なMMT批判

現役財務次官の見解

 

 

片腹痛い矢野氏の「大和魂」

矢野論文の問題点

 

 

日本国債のデフォルトなど起きない

ワニのくち

 

 

第九章 自己制裁

 

 

日本の財政運営はガラパゴス

憲法九条と財政法第四条

 

 

第十章 歴史の教訓

 

 

朝日新聞の社説

財政規律と国民の安全と、どちらが大事か

 

 

資本主義の仕組みを理解していた高橋是清

増税を要求していた日本陸軍

 

 

歴史の反省

終戦直後のインフレ

 

 

歴史の証言

奇妙な論理

 

 

おわりにーーー最後の問題

 

 

 

 

中野さんの本の中でも、一番、分かりやすく

1~2時間で、読めるぐらいにしてくれている。

 

 

2時間ぐらいかかっちゃったのは、財源問題って

一体いつから起きたのだろうと考え込んでしまったからだった。

 

 

本格的にデフレに突入したとされる橋本内閣

消費税増税、銀行・証券会社潰し、金融ビックバン

 

 

日本経済がえらいことになって

橋本内閣でさえ、末期には財政出動をしている。

 

 

バリバリの緊縮財政論者の小渕優子、ドリル小渕の父親

その小渕内閣の時にも、一年だけは財政出動している。

 

 

当時のものを読み返しても、財源問題のような意味不明なことは

叫ばれずに、サクッと財政出動している。

 

 

しかし今では、財政政策を行おうにも、

意味不明な財源問題が、声高に叫ばれる。

 

 

科学的根拠はないが、処理水を汚染水だから流してはいけない

ぐらいの勢いで、財政政策を行おうにも、財源、財源、と左右関係なく叫ぶ。

 

 

 

国民もその当時は、財源なんか気にしていなかった模様

やっぱ竹中平蔵さんと田原総一朗がテレビで叫びまくったのかな。

 

 

財政政策しか手はないんだけども、財源はと聞かれて

どうも左翼の人は、ぐぬぬとなってしまうみたい。

 

 

山本太郎の「れいわ新撰組」だけは、違うんだけどな

小渕さんの娘の、ドリル優子はめちゃめちゃ緊縮財政論者という

 

 

恐い、怖い

 

 

財源問題について理解している国民は

たぶん2~3万人ぐらいかも

 

 

これだと財政政策が打てないから

いつまでたっても泥沼から抜け出せそうもない

 

 

 

ドリル優子は、維新ちゃんに入ればいいのにな

せっかく素晴らしい「維新スピリッツ」を持っているのに