「長い1日だったよ」

It has been a very long day.

バーニー・サンダース

 

 

 

1 山本太郎の個人商店であること

 

2 山本太郎の政治家としての資質に疑問符

 

3 経済政策しか売りがない

 

4 エネルギー政策に問題あり

 

5 急激な左傾化

 

 

 

山本太郎は弁士として優秀である。

始めは怪しかったが、今では、経済政策だけきちんと演説できる。

 

 

経済政策のブレーンは、松尾匡さん。

マルクス経済学として位置づけ、金融緩和重視、

数理モデル分析やゲーム理論をマルクス経済学に応用とある。

 

 

マルクス経済学をよく知らないから、何とも言えないが、

マルクスの近代システム認識を持っている、と書いてある。

 

 

肝心のマルクスが、哲学的に大問題なので、

認識といっても、マルクスは観念論から逃げたから、

大切な人間の「認識問題」を、左派は分からないでいる。

 

 

また、近代哲学に対して、理解がまったくない。

ヘーゲルから逃げて、ルソーまで退行している。

 

 

あんなにたくさん理不尽に人がなくなったフランス革命を絶賛、

後の共産主義革命において、1億人程度の人がそれで亡くなっている。

 

 

マルクスの当時の資本主義批判だけは、評価されていて、

それから派生した思想はたくさんある。

 

 

あ、山本太郎の話だった。

弁士として上達し、評価が高い。

訴える経済政策に同感できるものが多く、人気を集めるのは分かる。

 

 

しかし人気がありながら、これまでなんかグダグダやってんなと。

内実は分からないけれど、支持者の組織化ができていない。

 

 

個人(アトム)をバラバラにしたままで、

これらの人びとを組織化できていないので、

山本太郎自身の個人的な政治能力に、疑念を抱かざるをえない。

 

 

ワーワー騒ぐだけの過激な左派ポピュリストにすぎず、

右派・左派問わず、ポピュリストは、叩き潰される運命にある。

 

扇動的ポピュリズムは「症状」である。

(マイケル・リンド『新しい階級闘争』P30)

 

 

「症状」で、「病気」(新自由主義)を「治癒」することはできない。

 

 

 

エネルギー問題もまた致命的である。

彼は、この問題でデマゴーグを重ねてきた。

 

 

ポピュリストのデマゴーグは、往々にしてペテン師だ。

特に、原発問題は致命的で、デマにデマを重ねてきた。

 

 

簡単に言ってしまうと、雪に見舞われる人々には

死ねと言っているに等しい。

 

 

日本の夏の暑さにも耐えろ、これも高齢者などの

社会的弱者に死ね、と言っているようなものだ。

 

 

電力供給は、現代社会の生命線である。

彼のエネルギー政策では、電力供給がおぼつかない。

 

 

現在、石油ショック以来の危機的状況である。

その時、日本人はこのままでは終わってしまうとの危機感から、

原発を稼働させ、準国産エネルギーに方向転換した。

 

 

事故が起きるまで貢献してくれていた原発に対し、

執拗なデマを繰り返し発信、非常に悪質だった記憶がある。

 

 

そういう点では、竹田恒泰と同根、ペテン師に見えた。

鳩山由紀夫との対談では、自然エネルギーは作ってしまえば

後は、ただですからね、と言っていて、唖然とさせられた。

 

 

5の急激な左傾化は、大石あきこ議員によるものだとされているが、

もともと、左派であり、それが過激化しただけだろう。

 

 

大石が、池戸さんを嫌った理由は、右派の番組に出たかららしい。

池戸さんの「国債スンナ派と国債シーア派」も逆鱗に触れたという。

(大石あきこには、大いに失望した)

 

 

He is a racist. ヤツは人種差別主義者だという訳だ。

こんなことで、レイシスト呼ばわりされたら、たまったもんじゃない。

 

 

非常に繊細な問題、移民になんて、触れようものなら、

欧米のように、もう興奮しちゃって、議論にならなくなる。

(cansel culture  状態になる)

 

 

山本太郎というか、れいわ新撰組は、ドイツの緑の党を目指しているのか。

それとも個人商店として、バーニーを目指しているのか分からない。

 

 

バーニー・サンダースを目指しているなら、無理だと思う。

バーニーにはなれない。

 

Bernie Sanders in March 2020.jpg

 

バーニー・サンダース自伝 | バーニー・サンダース, 萩原伸次郎 ...

 

 

バーニーの演説

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まだまだ過激な左派ポピュリストとして、過激化し

デマゴーグを垂れ流すようになると、危険水域に入る。

 

 

このままでも、ある程度の政治勢力にはなるだろうが、

せいぜい、上からの革命(新自由主義革命)のガス抜き要員でしかない。

 

 

 

だって、「症状」で、「病気」(新自由主義)を

「治癒」することはできないんだもの。