「どんなに悪い事例とされていることでも、

それが始められたそもそもの動機は、善意によったものだった」

ガイウス・ユリウス・カエサル『カティリーナ弾劾』

 

 

 

 

 

 

 

悪魔の碾き臼インボイスって、発声してみたが、ゴロがいい。

勝手に、韻を踏んでいた、誰かラップ作って、広めてくれないかな。

 

 

このどんぶり勘定事務所の神田先生が、

丁寧に解説してくださっているインボイス。

 

どう考えても、これを導入すると

「悪魔の碾き臼」(カール・ポランニー)が

起きる未来しか想像できない。

 

 

たぶん先生が、このやばさに確信を持っておられるので、

何度も、何度も解説して、くださっているのだろう。

 

 

この動画を12分にまで短縮されたのは、

相当、危機感があるから。

 

 

インボイス導入は、日本経済と日本社会に大きなダメージとなる。

2500億円(2480億円:財務省試算)は、

予算に比べれば非常に小さい。

 

額が小さいだけに、財務官僚は甘く見ているのかもしれない。

旧大蔵省とは違って、今、財務省にマクロ経済の専門家がいない。

 

 

大蔵省には、3つの勢力があった。

積極財政派と緊縮財政派、それに今の金融庁である。

 

 

昔、この部署は、民間金融機関と繋がりを持ち、

民間の景気状況を知っていた。

 

景気が悪いと分かると、積極財政派につき、

景気がいいと、緊縮派についたそうな。

 

 

積極財政派は、経済企画庁と組んでいた。

ここが、日本のマクロ経済政策の担い手だった。

 

 

構造改革とやらで、経済企画庁解体、内閣府の一部署へ

金融庁は、態度を激変させ、民間金融機関を叩き潰しにかかった

いわゆる「不良債権処理」である。

 

 

こんな馬鹿げたことができるということは、

日本の中枢に、マクロ経済の専門家がいない証左だった。

 

 

自民党も自民党で、亀井静香ではなく、

小泉純一郎を総裁にしてしまった。

 

昔の自民党の選挙の強さとは、各種中間団体があり、

それを纏め、利害調整を図ることができたことにある。

(マイケル・リンド『新しい階級闘争』)

 

 

マスメディアがいくら叩こうが、大票田の各種中間団体の力で

選挙なんて、はね返してみせた。

 

 

しかし、小泉内閣はこれを潰して回る。

 

郵政民営化がその象徴で、他にも建設・土木関連などなど

止めは、「不良債権処理」である。

 

 

 

ポリスという言葉を世界史か何かで聞いたことがあるはず。

都市国家と訳されるが、極端に言ってみれば、

みんなが集まる町の広場というところだろうか。

 

古代ギリシアの都市国家群は、このポリスで政治を決めたといって言い。

郵便局は、このポリスに近かった。

 

いや金融・保険・流通まで担っていたので、

言論大会の必要もなく共通了解が得られていることから、

日本の地方を多くを包括していたと言っていいだろう。

 

 

まず、この票田を失う。

 

 

公共事業悪玉論によって、建設・土木などの予算を

がっつり削ってしまって、この大票田も失う。

 

 

アトキンソンや竹中さん、竹中さんは分からないが、

ゴールドマン・サックス出身のアトキンソンは、不良債権処理で大儲けした。

 

 

バブル崩壊後に訪れるけた外れの総需要不足で苦しんでいた

日本の企業群をゾンビ企業と名付け、

叩き壊していったものを呼んだ記憶がある。

 

 

これらの大票田を失った自民党は、もちろん選挙に弱くなる。

それを補ってくれたのが、創価学会率いる公明党だった。

 

 

各種の中間団体を叩き壊し、多くの中小企業が潰れ、

大量の自殺者を出したこの一連の狂気に満ちた政策は、

日本で行われたショックドクトリン(災害便乗型資本主義)である。

 

 

このショックドクトリンの一番の要は、

国債=国の借金=次世代のツケ=悪

 

 

という分かりやすさ、否定のしにくさにある。

MMTの功績は、これを覆したことに尽きる。

 

米国では左派、日本では右派からも支持されるのは、

財政政策が行うことが可能になる希望を見たのだった。

 

 

小泉・竹中政権を誕生させた可能性が高い米国本国でさえも、

財政赤字で破綻すると思い込んでいる人々が大勢を占めていた。

(ステファニー・ケルトン著「財政赤字の神話」より)

 

 

日本と比べれば、財政赤字など気せず、どんどん財政出動を

行っていたにも関わらず。

 

植民地から見れば、そんだけ戦争ばっかやってたら

増えるに決まってんじゃんとなる。

 

トランプ政権も大幅増、バイデン政権は、もっと増加、

この間、コロナだったし、インフラ整備もしないといけない。

 

 

おまけに、ウクライナ戦争まで、始めた。

米国は尾崎豊のよう。

 

な~んて軽く考えていたら、MMT批判が巻き起こっていたようで、

10%ぐらいのコストプッシュインフレが起きているという。

 

 

財政政策のせいだと、案の定、主流派が噛みつく。

日本だと、成田悠輔くんがその典型だろう。

 

 

コストプッシュインフレは、外的な要因で起きる。

日本のコストプッシュインフレは、確かに諸外国と比べても低いが、

かつかつの生活をしている人々にはきつい。

 

 

人々は生活を不安に思い、恐怖に駆られれば、

ショックドクトリンは、発動する。

 

 

ほとんどの人々が、思考停止に陥ってしまうと、

ショックドクトリンは効果てきめんである。

 

 

産婆術で知られるソクラテスは広場(ポリス)で

議論を吹っかけていただけ、

その彼を死刑にしてしまうほど、こういう狂気は怖い。

(オポケー「判断の中止」ができない)

 

 

古代ローマ史が好きか、ラテン語を学ぶものなら、

『カティリーナ弾劾』を知っているだろう。

 

カティリーナの執政官選挙の公約は、「借金全額帳消し」

借金というものは、人を追い込む性格を持つ。

 

キケロによって弾劾され、その際に、37歳のカエサルの発言である。

ちなみに、彼の借金はそんなものの比ではなかったが・・・

 

カティリーナと最後まで共にした3千人とも言われる。

カティリーナの擁護をしたカエサルは、議場を出た途端

ボッコボコにされている。

 

まあ、些細な一例、

人間なんてそんなもの、思い込みで、どれだけ

人間が人間を殺して来たか。

 

 

近代以降では、フランス革命、ファシズム、共産主義革命

現代ならば、新自由主義革命が有名だろう。

 

 

話が飛びまくって忘れていた。

インボイス導入のやばさだった。

 

マクロ経済にある程度、精通していれば、不安はないが、

日本の植民地根性丸出しのエリートさまが、これまた・・・。

 

今、日本にマクロ経済を分かっている人は、非常に少ない。

学者もほぼいない、いてもごく少数だ。

 

ほんとに危険。

 

 

 

 

 

 

藤井先生でも、どこかのほほんとしていて、危機感がない。

政府内にいないし、もうお手上げなのかもしれない。

 

 

まさか、ほんまもん、なのに、

ほんまもんじゃなかったり・・・

 

 

 

 

 

 

 

政治勢力として、共産党が、何回も質疑しているが、

消費税は、5%で、廃止ではない。

 

たぶん一番わかっているのは、れいわ新撰組だけかも。

この2つでは、あまりに勢力が小さい。

 

 

 

財務官僚は、まあいつものように、少しづつやればなれるだろう

ぐらいの感覚で、2500億円を、言ってみれば

主に、貧困層から取る気でいる。

 

 

廃業・倒産増は、分かっていたが、これ自殺者が急増する。

物価上昇を忘れていていて、ハッとなった。

 

 

コストプッシュインフレ下で、更なる強制的な物価上昇はやばい。

景気の悪化がすごいことになる。

 

 

114兆のうちの2500憶だからと甘く見ているように思える。

各分野で、供給能力が激減するのである

 

 

金額よりも、廃業・倒産、失業者激増、自殺者も激増、これが危険。

この人々が、こんな社会構造で、下から支えてくれていたのに

失ってしまうことになる。

 

地方は、インフラ整備・維持・管理する能力などを失う。

農作物の供給能力も、大半、失う可能性が高い。

 

 

所得補償どころか、増税って、畜産・コメ農家はかなりやられる。

野菜も危ない、全体の供給量が半分以下になるかも可能性が高い。

 

ということは、物価上昇が想定よりずっと高くなる。

小売店で、半額とかで財を購入していた人々の生活も・・・。

 

 

これは思っていたより、かなりの高コストプッシュインフレを、

デフレ下で想定しないといけない。

 

増税も怖いが、この供給能力が失われることの怖さに

自民党の積極財政派が気付いてくれないと、

どうしょうもない。

 

 

ってびびっていると、ゆーちゅうぶ見ちゃって

こんな動画が・・・・

 

 

 

ガチか、ガチで言ってんのか・・・。

 

益税って、・・・預かり金と思い込んでいるだけか、

それとも、単に煽っているだけか、分からない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

税理士の神田先生が、びっくりしたのは、

元検事でいま、弁護士の郷原さんが、それって、

 

法律的には、横領を認めている、ということになるってことで、

そういやそうだなと。

 

 

ひろゆきは、知ってて煽っていて、そういう芸風なのか。

ただ単に無知なだけか、分からない。

 

成田悠輔くんの場合は、単に知性と教養ないだけの可能性が高い。

これらの人たちを、どういう人々が支持しているか分からない。

 

 

だって

 

 

この悲痛な叫び・・・ほんまに建築関係はやばい。

ここの供給能力を失ってしまうのは、シャレにならない。

 

 

神田先生ご自身も、建築系が廃業を考えていると、

聞いたことがあるらしい。

 

 

 

まだ分からない人が多いらしいので、

10月に入って、事務処理の煩雑さに気づき、

 

税理士事務所に駆け込み、

税額の多さに驚愕し、

 

廃業が増え、倒産も増え、非自発的失業者も激増し、

また自殺者急増、増税による強制的な物価上昇、

 

供給能力が失われていった部門から、物価上昇、

これによって、さらに物価上昇と・・・

 

 

デフレ下で、行われるこの地獄絵図・・・

さすが、新自由主義革命は「上からの革命」との評価を

受けているだけのことはある、だって、革命だもの。

 

キャンペーン · 《STOP!インボイス》多様な働き方とカルチャー ...