人に裏切られ続け、
完全に心が折れてしまっったが、
フロイトの言うように、人には治癒能力がある。
それに加え、親御さんたちからの声と
応援が、再起を決意させた。
折れた心を引きずって、6月は目一杯戦った。
くだらぬ塾でも、場所がよければ、
結果など関係なく、生徒が来る、
この現実を見据え、今までの固定観念を捨てた。
成績を上げればとか、合格させればとか、
不可能を可能にすれば、などという奇跡を
起こしても、生徒が来ることはない。
成績が上がれば、他の子がウチに来たら、
同じようにいやそれ以上に、成績が上がってしまうので、
絶対に知られないようにする。
同様に、絶対に受からぬ高校・大学に
合格させる奇跡を起こしても、
教師たちの間で、話題になる程度であって、
うちの子だから、合格したのだと、今の親・子ともに
思い込んで、勘違いをする。
成績を上げるため、奇跡を起こすため、
一体、どれほどの労力を費やしているのか、
そんな想像力は、今の親には、働かない。
いや、人間というもの自体、そういう風にできているのだと、
気づくのに、とても長くかかった。
それらの人間世界の現実を踏まえ、
再出発をはかろうとしている。
6月は、期末テストの嵐で、
休みは、3日しかなかった。
それでも、再起するためには、まず金が要る。
そのため、尼崎信用金庫に相談に行った。
鼻を木でくくるような態度、慇懃無礼な応対、
そんなものにも負けはせず、
まずは、物件を探せといわれて、探し回った。
なんとか、勝算がある場所を見つけ、
言われたように、書類を整えた。
事業計画書もその一つで、
いちいち、月ベースで組み上げ、
それを年ベースにしたものを書き上げた。
だが、もって行くと、一週間待ってくれといわれ、
全然、連絡がないので、一週間目に
こちらから出向いた。
保証協会にもう上げてますからといい、
ただご病気が、パニック障害ですから・・・・
普通のご病気ですと完治して・・・
まだまだ言い訳は続いた。
向こうがどうも玉虫色の返事なんですうー
うんたらかんたら、今考えると、かさねーよという
態度がバリバリのような気がする。
オレは、焦っていて、夏期講習が始まる前に、
借り入れして、引越しをしないと、
9月まで、動けないことになる。
そして、今の場所は既に、
解約手続きをしているから、
9月にはでないといけない。
だから、もう高金利でもいい、
サラ金まがいの金でも借りてやるー
と意気込んだら、初回なので、
30万しか貸せませんときた。
他の金融機関、みなと銀行にも融資の相談に行ったが、
やはりお付き合いをされているところで、
あかんとなると無理ですよー
それに保証協会に上げているならば、
あっちからもこっちからもとなると、
この人どーなのとなりますよー、
そうですか・・・もう高金利の金でもいいんです、
それは止めたほうが・・・と親切な方だった。
商工会議所もだめ、金融機関もだめ、
保証協会もだめ(通してもいないかも・・)
今のところ、手詰まり状態だ。
もちろん、悔しいので諦めてはいない。
オレの理想と、人間社会の現実との差異を
戦って、埋めていきたい強い気持ちがある。
あと、いくつかやってみるが、
もうだめかもしれないなとうすうす感じている。
それにしても、尼崎信用金庫は酷い。
金があるときは、借りてくれとわざわざ訪問してきやがって、
資金繰りに困っているときには、
とても冷酷で非情である。
まあ、金融機関はどこもこんなものだろうが、
オレの実績も技術も無視して、
ここ3年間の数字だけしかみず、
たかだか数百万の融資もしないのなら、
どこが借りるというのか分からない。
人に貸す、というのが信用金庫の姿勢だったのは、
すでに過去の話のようである。
さて、オレは戦いを継続できるのか、
それは、極めて難しい状況になってきた。