オレは、もう少しだけうまくなりたい。
いつも、そう願って、ジムに行く。
しかし、職業柄、頭への損傷は、
なるべく抑えたい。
だから、スパーをほとんどやらずにいた。
仕事のために、そんな余裕がなかった。
受験期、特に、年末から受験までは、
頭をフルに使用しないといけないため、
スパーは、できない。
だから、この時期、受験の疲労が、
徐々にとれてきた時期こそ、
スパーをやれるようになる。
だが、スパーをやるには、
ある程度、体力を戻さないと、
2R戦うことはできない。
だから、頑張って、週3回通うようにし、
今日、スパーを行った。
相手は、ミドル級・8回戦レベル、
オレは、フェザーかライトぐらい。
何度か、相手してもらっているので、
手の内は、互いに承知している。
オレはこの人相手をイメージして、
シャドウなどのトレーニングをしてきた。
先回は、11月末にやってもらって、
ギタギタにされ、目はひぶん症、
頭は、二週間はクラクラ、
これは、受験終わるまでは、やったらあかんなとやめていた。
今回は、もっと酷い。
完全に手の内を読まれ、距離が全然つかめず、
まったくペースをつかめない。
身長差からのリーチの差が、
オレの攻撃を届かせてくれない。
相手の攻撃は、ガンガン当たる。
おまけに、パワーが違いすぎる。
技術面はもう話にならないぐらい格上だ。
今日、また、改めて、自分のカラダで思い知らされた。
距離が違うため、ミドルレンジで打ち合えば、
まったく分がないから、カラダを振って、
入り込む練習は、かなり積んでいた。
しかし、それも強烈な左右のフックの
餌食になるだけだった。
経験の差が圧倒的で、すべてイメージしていた攻撃は、
封じられた。
見事な技術だった。
ここまでこれなくてもいいのだが、
なるべく、ここまで近づきたい。
そう思ってやってきたが、
もっともっとやるべきことがあると痛感させられた。
少々、頭の細胞が減ってもいいから、
スパーの回数を増やしていかねばならない。
オレは、まだまだだ。
ということは、まだうまくなれる、
今年中に、もっとレベルを上げたい。