やついわく、

「まったく、サラリーマンちゅうのはえらいなあ」


んー、これから後でとても哀しい話を書きたいので、

職業も明かしておく、それに関連するからだ。


姉の旦那は、外科医である。

今回は、詳しい事情は知らないが

上司との手術のため?の訪中だった。


そして、その先生が中国に行かれるので

かばん持ちで、他にお付が3人ついてきたらしい。

たぶん全員、製薬会社の人たちなのかな?


彼らは大変である。

「センセー、センセー、」といってついてまわり、

ご機嫌をとりまくらなければならない。


明日は帰国するという最後の日の事件は、起きた。


突然、上司が


「あ~、昔、食べたお粥たべたいなあ」と呟いた。


お付の3人の表情がかたまった。

朝、なんと7時に食べにいかねばならなくなるのだ。


うちの義兄は、段取りがちゃんとしていないと

パニックに陥るタイプ。


そして、押しとどめようと口を開く。

それを、救世主のように見るお付の3人(グッチ裕三含む)。


「先生、明日は、いろいろあるし、

なんたらかんたら・・・・」


まったく、聞いていない上司。


「う~ん、でも食べたいな、一番うまかったんや」


グッチは、サラリーマンの鑑だ。


「そうですね、先生。

そりゃ、それを食べないことには

来たこと事にはなりませんよ」


ここで、切り札の元ヤンキー登場(姉)

なぜか、コレだけ地位の高い人にタメ口だ。

(カコイイ、そこだけ。実家では単なる厄介者)


「センセー、そんな見つかるかどうかも

わからんのに、いかんでもええんちゃうん?」


おそらく、グッチを始めとして心の中で叫んだはずだ。


「いいぞ、バカ嫁!!!!!」


しかし、

「う~ん、まあ、そんな期待されても

美味しいかどうかわからんで~」


まったく、先生様は話を聞いていなかった。

話は、朝の6時半にお粥探しに出発することになった。


バカヤンキーは、

「まったく、サラリーマンは大変やな」

とのたまわっていた。



ちなみに、うちの元低偏差値ヤンキーは、

さわやかに、ぶっちをかまして、でかけなかった・・・・・。



しかし、弟である自分は、日常茶飯事だ。

はっはっはぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・・・。