フランスには「郊外」の問題がある。


例として、

パリの郊外には巨大な「郊外」(バンリュー)という地域がある。

ここはパリから僅か数十キロなのに文化的に大きく

隔絶されている。


ここには、書店も映画館も図書館も美術館も

コンサートホールもない。文化的なものがほとんどない。

「郊外」生まれてしまえば、どれほど潜在的にすぐれたもの

(知性や感性)をもっていても、文化的なものにふれる機会を

奪われているために、才能を開花させることなどできない。


もともとこうであったのに、移民問題がのしかかり、

さまざまな問題を手がつけられなくしてしまった。


階層社会とは、住むところ・出入りするところ・食べ物・

着るもの・つきあう人・話題・すべてが階層が違えば

交わらない社会である。


ただ、日本と違いフランスは努力をしてきたことは

いっておかねばならない。


私たちは、いま市場原理主義とこの文化資本主義に

移行しようとしているのかもしれない。

アホをさらけ出して平然とする首相、アメリカ帰りの

学者や官僚たちに、ひきづられてここまできてしまった。

進んでしまえば、後戻りは困難、

進むも地獄、ひくは迷走。

私たちには、私たちの形があったはずで、

模倣することなく、

みずからの道を進めばよかったのではないか。


さすれば、ある程度のサイズをもつ少子高齢化社会を

切り抜けたモデルケースになりえたんじゃないか。

まだ、遅くはないか・・・・(゙ `-´)/


次は、ドイツでいこーーーと。(・∀・)



参考にした本は、


街場の現代思想(内田樹・NTT出版)

移民と現代フランス(ミュリエル・ジョリヴェ・集英社新書)

日本のニート・世界のフリーター(白石一郎・中公新書ラクレ)


などから、正直ぱくりますた。γ(▽´ )ツヾ( `▽)ゞ