レバンガ、富山に2連勝 | クリムゾンタイドのブログ-バージョン2

レバンガ北海道は、降格争いをする富山グラウジーズに、小野寺HCの公約どおり2連勝。

茨城ロボッツが京都ハンナリーズに1勝したので、ハンナリーズ、レバンガともに8勝となり、勝数では追いつきました。これで、茨城2勝、富山3勝、信州4勝、北海道と京都が8勝で、降格争いは茨城、富山、信州の3チームに絞られて来たようです。しかし、残り試合はたくさんありますので、まだまだ気が抜けません。

 

土曜日は点差が開いたので、高校生2人を最後に投入する余裕を見せることができましたが、日曜日の試合は、最後までどちらに転んでもおかしくない、まさしく手に汗を握る大接戦でした。今まで、こういう試合でなかなか勝てなかったので、これはレバンガのチームにとって、大きな勝利だと思います。

 

それにしても、富山のクィンシー・ミラーはいい選手ですね。降格争いをするチームにこんなすごい選手がいるなんて、Bリーグは本当にレベルが上がっていると思います。

 

レバンガでは、寺園が27点取ってチームの最多得点でMVPになっていましたが、小野寺HCがインタビューで言っていた通り、本当にすごかったですね。3Pもそうですが、1対1でしかけてロング2のタフショットを沈めたのは、本物になりつつあると思います。ジェッツとやるときに、富樫とサシで勝負してどれくらいできるか見てみたいです。

 

関野は、初めて役に立ちましたね(笑)。日曜日のスチール2本は目立ちましたが、土曜日も相手の外国人選手とのマッチアップで抑え込んでいましたし、3Pも決めてました。落とした3Pは、関野にしてはちょっと早すぎのタイミングでしょう。もっとゆっくり打ってたら入っていたと思います。2秒狙って打て(笑)。

 

ナントカジュニアも、土曜日チーム最多得点でMVP。一か所だけじゃなくて、いろんなパターンで得点できるのがいいですね。島谷も、今日は対策されて得点は伸びませんでしたが、土曜日はすごかったです。ラモスも、クラッチタイムで怖がらずに距離があるシュートを打って決めてました。3Pの確率が課題と言われてずっときていましたが、これで、寺園、ナントカジュニア、中野、ラモスのうちの誰かがその試合で当たれば、そこにボールを集めて得点できるようになります。勝利の方程式が見えてきた感じです。中野は、3Pが入らなくても、ボール持って動いて回ってファウルでフリースローを打つことを覚えましたね。フリースローは入るので、ゲームの中でコーチがプランに組み込めるようになってきています。

 

良太、何にもしてないのに二つも賞をもらって、なんで俺?っていう顔をしてましたが、彼がスタートで出るようになってからチームが変わってきています。島谷、桜井、ラモス、ナントカジュニア、ウェルシュとスタートに並ぶと、ファンとしては見ていて、今日は勝てそうという気になるんですよね。島谷とナントカジュニアの代わりに、寺園とデモン・ブルックスが入ってもいいですが。関野、松下、中野が入っていると正直ちょっと不安(笑)。もう今シーズンはあきらめて、来シーズンに向けて強化しているのか?とか(笑)。まあ、この10人にケガ人なくローテーションが回ると、けっこう勝てそうな気分になります。気分と言うのは大事です(笑)。勝てそうな気分がしないと、小野寺HCがいろいろ考えまくって無理したゲームプランで行くことになる。(いわゆる負け作戦)でも、レバンガと言うチームは、みんな気持ちが優しいので、そういうだまし討ちみたいなゲームは不得意なんですよね。別の言い方をすると、試合下手(笑)。試合巧者の反対(笑)。名古屋のチームとか、実力的にそこまで差はないように思うんだけど、いつも勝手に転んで負けてる印象です。相手に化かされているんだと思うんですよね。もうちょっとずるくならんかなあと思って歯がゆかったのですが、正攻法の範囲内で、一生懸命にディフェンスしてファイトすることで接戦に持ち込んで勝てるっていうのが、レバンガが勝ちだす道筋のようにも思えてきました。

 

シーズン序盤は、時間を使ってロースコアゲームでという意図が見え隠れしていましたが、ガーっと走って相手の守備陣形が整わないうちに攻め切る場合と、落ち着かせてボールを回して攻める場合を使い分けながら、80点以上取って勝つ勝ち方が分かってきたように思います。ボールを回して時計を進めているなと思ってみていると、次の攻めでは寺園や島谷がドリブルでプッシュしてレイアップしたり、キックアウトしたりで、なんかDDMOっぽい攻めになっていて、相手もディフェンスでどこに的をしぼったらよいのか分からなくなっているように思います。大きい選手も、リムランで走る場面とディフェンスリバウンドに徹する場面と、使い分けている感じです。外国人が3人ともフレークでレーンを埋めてくれるのはすばらしいですね。みんな、一個一個のプレーも向上してますが、ゲーム運びがうまくなってきている気がします。

 

次は渋谷とアウェイでの対戦ですね。ここで川崎に勝ったみたいな試合ができると、Bリーグ中堅チームの仲間入りなんですがねえ。渋谷とは、いつも面白い試合をしますが、最後の5分間で自滅して負けている印象があります。どんな展開でも、最後の5分でガツンと勝ちきれるようだと、シーズン後半勝ち数が延びて行って、ポストシーズンゲームにぎりぎり滑り込みという可能性も出てくると思いますがねえ。あんまり、気の早いことを言うと、また降格争いに逆戻りの可能性もあるので、とにかく一戦一戦がんばってください。

 

昨シーズン、レバンガは19勝でB1残留でした。20勝前後で残留安泰となると予想します。茨城や信州とけっこう試合が残ってます。そこで取りこぼしのないようにすることと、それだけでは20勝に届かないので、現在10勝台前半の中堅チームを、どれくらい食っていけるかが重要でしょうね。群馬、秋田、仙台、広島、大阪、佐賀、長崎あたりに少なくとも1勝ずつする感じじゃないと、降格圏脱出安泰は難しいですし、プレミア申請も恥ずかしながらという感じになってしまいます。

 

そう言えば、ハーフタイムで子供たちが出てこなくなっちゃいましたが、コロナで教室がなくなっちゃったんでしょうかね。近所のスーパーの2階にあった教室もなくなったようですし。ちょっとさびしいです。土曜日の試合に、サタデーナイトがかかると、なつかしいです。ファンで私と同じような気持ちの人、どれくらいいるでしょうかね。