もっと猫と仲良くなるためのデータ集。
今回は、『猫の性格、より影響を受けるのは父猫?母猫?猫の「ハイレベルテスト」10』についてです。
≪以下転載≫
猫の性格、より影響を受けるのは父猫?母猫?猫の「ハイレベルテスト」10
2020/10/1(木) 12:05配信 ねこのきもちWeb編集室
長いこと猫と暮らしている飼い主さんは、「猫のことで知らないことなんてない!」と自信のある人もいるかもしれませんね。でも、猫ってとっても奥深い生き物なのです! きっとまだまだ知らないこともあるはず。ということで……ぜひ猫の専門家が出題する「ハイレベルテスト」に挑戦して、あなたの実力を試してみてください。かなりの難問もありますよ!
★Q1.猫の性格形成において、要因とされるもののひとつが遺伝。では、母猫と父猫、より強く影響を受けるのはどっち?
©ねこのきもち
A。母猫
B。父猫
C。どちらとは決まっていない
正解は…「B」 ある実験では「父猫似」と判明!
猫の遺伝に関する実験において、母猫が同じで父猫が異なる子猫の性格を比較した結果、どちらの子猫もそれぞれの父猫に近い性格に! 父猫の警戒心が強ければ子猫も強くなりやすいことが明らかになったのだそう。
★Q2.純血種が苦手だといわれている「ポーズ」は、次のうちどれ?【難問】
A。「香箱座り」
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B。「ヘソ天」
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C。「アンモニャイト」
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正解は…「A」 短足は折り込みにくいから、香箱座りは苦手!?
純血種の猫の足は、いわゆる日本猫と比べると短い傾向にあります。そのため、足を体の下に折り込む「香箱座り」は、苦手だといわれているのです。もちろん、あくまでも一般論なので、まったくしないというわけではありません。
★Q3.猫の「威嚇行為」について、考えられている説はどれ?
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A。キバ(犬歯)を見せて怖がらせようとしている
B。相手が不快に感じる嫌なニオイを口から発している
C。ヘビが威嚇する様子を真似ている
正解は…「C」 ヘビの物真似で対抗!
ヘビは猫にとって捕食対象ですが、毒をもっているなど厄介な相手ではあったそうです。「ヘビと対峙したときに遠ざけようとしてヘビの真似をした、それが今も猫の習性として残っている」という説が有力視されています。
★Q4.自ら高い場所に上るくせに、下りるのを怖がるのはなぜ?【難問】
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A。肉球がツルツルしているから
B。下りるときはいつも母猫に助けてもらっていたから
C。爪が後ろ向きにカーブしているから
正解は…「C」 爪の反りが関係していた!
猫の爪は、足裏に向かってカーブしています。上るときは壁などにうまく爪が引っかかり、体を持ち上げるのに役立ちますが、下りるときには爪が刺さっても体を支えられないため、バランスが取りにくく怖がると考えられています。
★Q5.猫が「癒される」といわれているのは、次の音楽のうちどれ?
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A。マイケル・ジャクソン
B。ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
C。レッド・ツェッペリン
正解は…「B」 安らぐのはクラシック♪
ポルトガルの研究によると、手術中の猫に「クラシック」「ポップ」「ロック」を聞かせ、猫の体に起こる反応を調べたところ、クラシック音楽を聞かせたときが一番リラックスしていた、という結果が出たのだそう。
★Q6.「和猫」と呼ばれる日本の猫に一番多い血液型はどれ?
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A。A型
B。B型
C。AB型
D。O型
正解は…「A」 圧倒的にA型が多い!
人と同様に、猫の血液型で圧倒的に多いのもA型。B型はブリティッシュショートヘアーや、デボンレックスなどにいるものの、じつは稀で、輸血時などに探すのが困難です。ちなみに、猫にAB型はほぼおらず、O型は存在しません。
★Q7.猫の永久歯は何本?
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A。28本
B。30本
C。32本
正解は…「B」 覚え方は「ミィミィミィニィ」
猫の歯は、片側の上あごに門歯3・犬歯1・前臼歯3・後臼歯1、片側の下あごに門歯3・犬歯1・前臼歯2・後臼歯1があります。そしてもう半分あるので、計30本になります。獣医師は、上あごの3・1・3・1を「ミィミィ」、下あごの3・1・2・1を「ミィニィ」と覚えています。
★Q8.フード置き場と離れた場所で水を飲みたがる猫が多い理由として、「考えにくい」のはどれ?
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A。フードを食べたあと、しばらくしてから飲む水のほうが体内への吸収率が高いから
B。水を飲むときはフードのニオイを感じたくないから
C。人が見ていないところでゆっくり飲みたいから
正解は…「A」 吸収率は関係ない!
フードのニオイが漂うところで飲みたくない、静かな場所で飲みたいなど、猫がフード置き場から離れた場所の水を好む理由には、さまざまな説があります。しかし、水を飲むタイミングと吸収率は関係がなさそうですね。
★Q9.猫の体重を、運動だけで約1%減量させるには、理論上、毎日何分くらい遊びの時間が必要だといわれている?【難問】
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A。15分くらい
B。30分くらい
C。60分くらい
正解は…「A 」 目安の時間くらいは遊んであげて!
猫の行動学では、毎日10~15分ほど遊ぶと、食事制限することなく体重の約1%を減量させることが可能だといわれています。とはいえ、体重はいろんなものの影響を受けるので、実際にそうなるかどうかはわかりません。
★Q10.目をとろんとさせた写真を撮りたいとき、「しないほうがいい」のはどれ?
©ねこのきもち
A。やさしい声で名前を呼ぶ
B。好物をカメラの前で持ち上げる
C。お昼の時間帯を狙う
正解は…「B」 好物だと目がランランに!
目をとろんとさせるのは、母猫を思わせるやさしい声で呼ばれたり、昼下がりにうとうとまどろんだり、安心しているとき。逆に、好物は狩猟本能を掻き立てられて、興奮しがちに! むしろ目がランランしてしまうでしょう。
さて、いくつ正解できました? なかには難しい問題もあったかと思います。知っておくと普段の愛猫との生活で役に立つものもあるので、ぜひ覚えておいてくださいね!
参考/「ねこのきもち」2020年3月号『専門家が全力出題! とっておきの猫のハイレベルテスト』(監修:出題者プロフィール 石原さくらさん:猫写真家、猫研究家/今泉忠明先生:哺乳動物学者、日本動物科学研究所所長/菊池亜都子先生:獣医師、獣医行動診療科認定医/小林清佳先生:獣医師、モノカどうぶつ病院院長/田草川佳実先生:聖母坂どうぶつ病院獣医師/薬師寺康子さん:ペットコンサルタント、「ねこままホテル」オーナー)
撮影/久保真由香、小森正孝、石原さくら、後藤さくら
イラスト/chizuru
文/柴田おまめ
ねこのきもちWeb編集室
~転載ココマデ~
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