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今回は、素朴な疑問……犬の「肉球」ってなんなの? なにからできてる!?・・・についてです。
≪以下転載≫
素朴な疑問……犬の「肉球」ってなんなの? なにからできてる!?
2020/1/3(金) 11:35配信 いぬのきもちWeb編集室
プニプニとして柔らかく、つい触りたくなってしまう犬の肉球♡ 癒されている飼い主さんも多いと思いますが……ここで質問です。
肉球って、そもそもなんなのか知っていますか!?
あのプニプニはなにからできているのか、肉球の役割とはなにか……素朴な疑問について、いぬのきもち獣医師相談室の先生がくわしく解説します!
★肉球とは?
犬の飼い主さんなら誰もが知っている、足の裏にある盛り上がった無毛の部分が肉球。正式には「蹠球(しょきゅう)」と呼ばれ、猫、熊 イタチなどにもあります。
前足と後足の足裏の中心部とその周り、人間の手首に近い部分の5カ所にあります。
肉球にはそれぞれ名称がある!
犬の肉球ですが、上記の5カ所にはそれぞれ名称があります。
掌球(しょうきゅう): 前足の肉球の中心にある一番大きな肉球。
足底球(そくていきゅう):後ろ足の中心にある一番大きな肉球。
指球(しきゅう):前足の掌球の外側にある4つの小さな肉球。
趾球(しきゅう):後ろ足の足底球の外側にある4つの小さな肉球。
手根球(しゅこんきゅう):人でいう手首の付近にある肉球。手根球は前足にだけ存在。
★肉球はなにでできてる?
肉球の表面は硬いのに、押すとプニプニと柔らかいという特徴がありますが、ほかの皮膚と同じように表皮、真皮、皮下組織からできています。
では、ほかの皮膚と肉球は何が違うのでしょうか?

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肉球の表皮は厚く、一番上は分厚い角質で覆われています。皮下組織は脂肪、弾性繊、膠原線維が混在しており、柔らかくて弾力のある肉球の特徴を作っています。
また、分厚い角質に覆われた表面は刺激に強いのですが、血管が少ないため傷つくと治りにくいという特徴も。
肉球は全体重を支える部分なので、傷口が塞がりかけても開きやすく、さらに治りにくいのではないかと考えられます。
★肉球の役割とは?
ここで、肉球の役割について見ていきます。
肉球の役割1:足への衝撃を和らげ、足の骨や関節を守る
肉球の一番の役割は、足への衝撃を和らげること。
厚くて弾力のある肉球は、犬の体重を支え、歩行時や着地時の足への衝撃を和らげるクッションのはたらきをしています。
地面から受ける衝撃から、足の骨や関節などを守っているのです。
肉球の役割2:地面の熱さや冷たさから体を守る
表皮を覆う厚い角質は、地面の熱さや冷たさから体を守る役割もあります。また、肉球には汗腺があり、汗を出すはたらきも。
肉球の役割3:すべり止め
汗により肉球を湿らせることで、常に肉球を保湿しながら、すべり止めの役割も果たしています。
肉球の役割4:痛覚、触覚、圧覚を感じとる
肉球にも、ほかの皮膚と同じように血管や神経が分布していて、痛覚や触覚、圧覚など感じとることができます。
どのぐらいの刺激を感じるかは個体差があると考えられ、明らかになっていません。ただ、刺激を感知する神経は真皮の中にあるので、真皮の外側の表皮が厚くなれば、それだけ感覚が鈍くなると想像されます。
★犬の肉球を傷つけないために
人のように靴を履かない犬は、散歩中に鋭利なものを踏んでケガをしたり、真夏の熱せられたアスファルトでやけどをしたりする可能性もあります。
また、乾燥やひび割れを起こしていると、怪我をしやすくなります。こまめに注意して、お手入れをしてあげましょう。
市販の肉球専用クリームもありますが、病院で治療が必要な場合もあるので、獣医さんに相談してみましょう。
室内犬は肉球のまわりのお手入れも!
室内で飼っている場合は、肉球のまわりの毛が長すぎるとフローリングで滑ってしまうことがあります。
事故につながることがあるので、肉球まわりの毛も定期的にお手入れしましょう。
★犬と猫の肉球の違いとは?
最後に、同じ肉球がある猫と比較をしてみましょう。
犬の肉球ほうが猫に比べて分厚く、ザラザラして丈夫という特徴があります。これは、表面が円錐状突起の集まりでできていているためで、ブレーキや滑り止めの役目を果たしています。
また、犬の肉球内部は動脈と静脈が並走するという、特殊な血管の配置に。これにより、地面に足を付けたことで冷やされた静脈内の血液が、すぐそばを流れる動脈の血液に温められる構造になっています。
犬の肉球は、祖先のハイイロオオカミの生態が関係
犬の肉球にこのような特徴があるのは、犬の祖先であるハイイロオオカミの生態に関係があるよう。
オオカミは雪が降る寒い環境で暮らしているため、冷たい地面や雪が積もった地面でも走れるように変化したのではないか、と考えられています。
猫の肉球は、祖先のリビアヤマネコの生態が関係
猫の肉球は、薄くてつるつるしているという特徴があります。これは、猫の祖先であるリビアヤマネコの生態が関係していると考えられています。
リビアヤマネコは暖かい地域で生活していたため、肉球の表面を丈夫にする変化がなく、つるつるの肉球になったようです。
その代わり、つるつるした肉球は獲物を狙うときの忍び歩きや、顔周辺の手入れなど、猫の生活に大変適していることがわかります。
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かわいいだけじゃない、犬の肉球。こうしてみると、いろいろな役割がある重要なものだとわかりますよね!
(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
取材・文/sorami
いぬのきもちWeb編集室
~転載ココマデ~
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