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今回は、都市伝説「猫が貝を食べると耳が落ちる」の真相とは?・・・についてです。
≪以下転載≫
都市伝説「猫が貝を食べると耳が落ちる」の真相とは?
2019/8/24(土) 9:30配信 ねこのきもちWeb編集室
「猫が貝を食べると耳が落ちる」
そんな都市伝説を聞いたことはありませんか? 貝を食べて耳が落ちるなんて……いったいどういうこと!? その真相に迫るべく、今回ねこのきもち獣医師相談室の先生に話を聞いてみることに!
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★「猫が貝を食べると耳が落ちる」の真相は?
――「猫が貝を食べると耳が落ちる」というようなことを聞いたのですが、これってどういう意味なのでしょうか? 耳が落ちるって衝撃で……
ねこのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「猫が貝を食べたとき、貝に含まれる成分が日光に当たることで紫外線と反応して活性化し、『光線過敏症』を発症するリスクが高くなります。猫の場合は耳に症状が現れやすく、皮膚炎をおこして痒みをともなう腫れや発疹がみられます。悪化すると炎症が起きた部分が壊死してとれてしまうこともあるため、『猫が貝を食べると耳が落ちる』といわれるのではないでしょうか」
――なるほど、そんな理由があったのですね!
★猫は貝を食べても平気なの?
――猫が食べても大丈夫な貝・与えないほうがいい貝などの種類について教えてください。
獣医師:
「アワビ、サザエ、トリガイ、トコブシには光線過敏症を引き起こす成分が含まれており、これは加熱しても変わりません。一切与えない方がいいでしょう。また、二枚貝(アサリ、シジミ、ハマグリ)やイカ、タコ、甲殻類など魚介類全般に含まれる酵素は、ビタミンB1欠乏症を引き起こします。こちらは加熱することによって与えることはできますが、少量にとどめておくか、与えないほうがいいでしょう」
――基本的に、猫に貝は与えないほうがよさそうですね。
獣医師:
「そんななか、ホタテは猫に与えられる数少ない貝といえます。与える場合は、貝柱のみを加熱して少量にしてください」
猫が貝を食べると耳が落ちるというのは、光線過敏性の症状からそういわれるようになった説が濃厚のようです。
アワビやサザエなど、猫が食べると危険なものは絶対に与えないようにしてくださいね。
(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
取材・文/sorami
ねこのきもちWeb編集室
~転載ココマデ~
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