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今回は、家の外で犬を飼うということ デメリットがあることに注意・・・についてです。
≪以下転載≫
家の外で犬を飼うということ デメリットがあることに注意
2019/7/18(木) 21:35配信 いぬのきもちWeb編集室
いまは犬を室内飼いする飼い主さんが増えましたが、「外飼いをしたい」という人もいますよね。でも、実際に外飼いをするってどうなんだろう……と思う人もいるはず。
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じつはどの犬でも外飼いに向いているわけではなく、不向きな犬種もあるって知っていましたか!?
今回はメリット・デメリットを含めて、飼い主さんが気になる「犬の外飼い」についてくわしく解説します。
外で犬を飼いたい理由
―― 一般的に、外で犬を飼いたいという飼い主さんはどのような理由でそう考えるのでしょう。
いぬのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「まず、家の中が汚れないということですね。室内飼いだと、お散歩などで外に出るたびに犬の汚れた足裏を拭く必要がありますが、外飼いは極端に汚れがなければお散歩後のケアも必要なく、そのままお外に繋ぐだけなので余計な手間がかかりません。
また、おトイレの失敗や抜け毛で部屋が汚れることもないですし、家の中に犬のニオイがつきません」
――家の中が汚れないというのは、嬉しい飼い主さんが多いはずですよね。
獣医師:
「室内飼いの場合、どうしても愛犬のニオイは部屋に染みついてしまいますが、飼い主さんはあまり気づけないものです。
さらに、家の中は犬が思わずイタズラしたくなるもので溢れています。床に落ちているものの誤食は、犬の室内飼いによく見られるトラブルのひとつ。
このようなものが少ない屋外なら、ゴミの片づけさえ気をつけておけば、基本的にイタズラや誤飲の心配はしないで済むでしょう」
しかし、外で犬を飼うことはデメリットが多い
――反対に、外で犬を飼うことについてデメリットはありますか?
獣医師:
「室内飼いに比べて、ノミやダニなどの寄生虫やウイルスの感染可能性が高まること、飼い主さんの目が行き届かず、体調の変化に気づきにくいこともあると思います」
――飼い方にもよりますが、外飼いは、目の行き届かない状況が増えるということですね
獣医師:
「また、鎖が切れたり繋ぎ方が不十分だったりすると、飼い主さんが気づかないうちに愛犬が脱走して道路へ飛び出し、事故に遭う危険性も考えられます。
外飼いは土や砂、黄砂などの影響で汚れやすいので、こまめに体を洗ってあげることも必要ですね。
また、悪天候の影響を受けやすいので外飼いのスペースに犬小屋があったとしても、雨風の程度によっては犬が濡れてしまう恐れがあるので、注意してあげましょう」
――愛犬が外でも快適に、安全に過ごせるような環境にしてあげることが重要ですね。
獣医師:
「ほかには、家への来客や宅配業者などの訪問があったとき、警戒心の強い犬や気の弱い犬は防衛本能から吠えてしまうことがあるので、室内飼い同様に、吠え癖がつかないようにしっかりとしつける必要があります。
さらに最近では、飼い主さんの目の届かないところで悪質なイタズラをされたり、酷い場合にはケガをさせられたりする危険性も否定できません」
――今の時代、外飼いは、メリットより、リスクやデメリットのほうが大きいのかもしれませんね
外で犬を飼うときの注意点は?
――外で犬を飼う場合、飼い主さんはどんなことに気をつければいいでしょうか?
獣医師:
「外飼いの場合でも、室内飼い同様のトイレトレーニングが必要です。
外だからといって、排泄物をそのまま放置することは不衛生。決まったトイレの場所をつくり、排泄のタイミングでそこへ連れていくようにしましょう。
子犬のうちからトイレトレーニングをすることで、決まったトイレの場所を覚えさせることができます」
――天候に関わる部分での配慮はどうでしょうか?
獣医師:
「暑さや寒さへの対策としては、犬が避難できる屋根付きの犬小屋を用意します。
ただし、台風や大雪などの悪天候で外飼いの犬に危険があるときは、決して無理をさせずに家の中に入れるようにしましょう」
――緊急事態のときは、飼い主さんの目の届くところにいないと大変ですもんね。
獣医師:
「そうですね。あとご近所さんへの配慮として、ステッカーや注意書きを貼り、初めての来訪者でも犬がいることを知らせておくと親切です」
「外飼い」に向いている犬の特徴
――「外飼い」に向いているワンちゃんの特徴はありますか?
獣医師:
「柴犬や秋田犬、シベリアン・ハスキーなど、毛並みがダブルコートの犬種は、アンダーコートが寒い季節に伸び、暑い季節に抜け落ちるので、四季のある日本の気候に適していると言われています。ただし、最近の日本の酷暑は、地域によりますが厳しいかもしれません。
また日本犬は、多くの場合外飼いでも問題ないと言われています」
――なぜ日本犬は外飼いが平気なのですか?
獣医師:
「日本の気候風土に適しており、毛の生え変わりによって、暑さと寒さ、両方への適応力も備えているためです。
ほかにも、日本犬は自立心が強い傾向にあるため、家の外で一匹でいても孤独を感じることが少ないとされています。
ただし、これらはあくまで傾向であって、個体差もあります」
「外飼い」に向いていない犬の特徴
――反対に、「外飼いに向いていないコ」の特徴は?
獣医師:
「暑さや寒さへの適応力が弱い犬種は、外飼いに向きません。
被毛が二重になっているダブルコートに対し、アンダーコートがほとんどないものを『シングルコート』といいます。ヨークシャー・テリア、パピヨン、プードルなどがそうですね。
シングルコートは室内飼いを目的に品種改良された毛並みなので、寒さや雨風に弱く、外飼いには向かないのです」
外飼いが向かない犬種
――外飼いが向かいないコは、具体的にどのような犬種でしょうか?
獣医師:
「たとえば、チワワやミニチュア・ダックスフンドなどの小型犬は、ダブルコートですが寒さは大の苦手です。
ミニチュア・ピンシャー、イタリアン・グレーハウンドなどの短毛種の犬は、被毛の防寒性が低いため寒がりな個体が多く、冬場の外飼いは低体温症の危険があります。
フレンチ・ブルドッグ、パグなどのマズルが短い、いわゆる短頭種の犬種は、舌を出してハアハアと熱を逃がす呼吸(パンティング)が苦手です。そのため、マズルが長い犬と比べて暑さに弱く、熱中症のリスクも高くなっています。
そのほか、日本犬と比べて洋犬は飼い主への依存心が高い犬が多いと言われています。そのような気質がある場合は、人と離れて暮らすよりも家飼いのほうが、犬の体調やメンタルが安定すると思います。」
――洋犬の外飼いは、環境面だけでなくメンタル面でも向かないのですね。
獣医師:
「そうですね。あと一般的に、犬は体が大きいほど寒さに強く、小さいほど弱いと言われています。そのため、小型犬の外飼いは向いていないと言えます」
――もし外飼いに向いていないコを外で飼ってしまうと、命の危険もあるということですね。
これから犬を飼おうと思っている人は、ぜひ先生の解説を参考にしてくださいね!
愛犬を外飼いしている飼い主さんは、改めて飼育環境を確認してみてはいかがでしょうか
(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
取材・文/雨宮カイ
いぬのきもちWeb編集室
~転載ココマデ~
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