散文詩『タブラ・ラサ』 | Shionの日々詩音

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表現者、Shionのブログ
日々心に描く事
時に散文を…そして時に物語を綴る

その笑顔から遠い場所が

恐らく何より穏やかであろう


「許されない」と逃げることでしか

愛し方がわからないのかも知れない


……愛し方なら知っている

何よりも誰よりも愛している


逃げているだけさ


濁った瞳で君を見つめることを

汚れた掌が君に触れようとすることを

腐った息が君の空気に混ざることを


私という存在が君の傍にあることを


私には許容できない



Shion