そんな眼であたしを見ないでよ

あなたの為にしたんじゃない


そんな声で呼ばないでよ

あたしの為にしたんじゃない


染まった手を

夕日にかざして

微笑んでたら

狂気の音が聞こえてきた


あなたは

嘘だとか

夢だとか

言ってるだけで


口から泡吹いてる

嗤っちゃうわ


亡骸を抱きしめrて

狂気の音を響かせる

あなたを

手に入れたと思っていたのに

思っていたのに



染まった手を差し出すわ

いっしょに踊りましょう



重くなったソレに

すがりついて泣く

うるさいわ

あなたごと

連れて行ってあげるわ


あなたは

獣だとか

人でなしとか

言ってるだけで

嗤っちゃうわ


染まった手で

もうひとつき

絡んでく黒い糸

あなったを手に入れたと思っていたのに


染まった手を振りながら

ひとりでワルツ 

踊るから



あたしを見る眼は

とじられたまま


罵る口は

とじられたまま


あなたのためにしたんじゃない

あたしのためにしたんじゃない

うつむいて 泣き続けて

こうなること 知っていたのに


あなたはいつも

走り続けるから

そんなにもひたむきに人を愛せるのだろう


やめちゃいなよ

言った私の

言葉はきっと届いてなかったよね


あなたが選んだ道なんだから

後悔してないんだよね


でも

泣きじゃくる

あなたを見るのは痛いわ


もう顔を上げて

大丈夫だから

私はここにいる



幾千の夜を数えて

距離を作ったときもある

幾千の夜を越えて

あなたは強くなる



涙枯れはてて

ふと気がつくことがある

でも

涙枯れ果てても

思い出し なみだ またひとつ


やめちゃいなよ

言えなかったよ

初めてのあなたの気持ちに


あなたが選んだ道だから

幸せになってほしかったから


でも誰かを傷つけて

眠れない夜をすごす

あなたがつらいわ


顔を上げて

もう大丈夫

明日になれば


幾千の夜を数えて

幾億の星の下

あなただけじゃないいつだって

私が祈っている



やめられない

言ったあなたに

私ができることはただ…


幾千の夜を数えて

歌い続けることで

いつか

幾千の出会いの中で

あなたは強くなる


私は祈り続ける



この声が

あなたに

届くように











******************

私には今

届けたいけど

届けられない言葉がある。

私の言葉が届かないことを

私は知っている。

私は、本当に祈っている。

彼女の幸せを。

******************

坂を 下る そのまま続く道

遠く 遠く これから待っている明日に続く

二人の手は 一度も 繋がれることはなく

今日も そして 明日も かわらずにそこにあるの


もしも あ たしが

あなたの 知らない誰かになってしまった時は

どうぞ 離れていってください


いつか今日の 桜の風を 思い出す日がきたら

私は 泣いてるかな 笑っているかな

あなたは どうかな


教室の 窓から 見える 公園のベンチで

ふたり いつも 暮れてもずっと話していた

あ たしは 明日は ここにいることはないけど

今日は そして これまでは かわらずにここにいるの


もしも あ たしが 

あなたの 知らない誰かになってしまったときは

どうぞ 離れていってください


いつか 今日のあなたの涙 思い出す日がきたら

私は一緒に泣いているかな 笑っているかな

あなたはとなりに いるかな


もしも あ なたが

あたしの 知らない誰かになってしまったときは

離れていくことかなわないから


いつか今日の 桜の風を 思い出すときが来たら

私は半分寂しくて 半分幸せだよ

あなたと一緒だから








心で お もえるから