世界が光を放った瞬間
私は息が止まるかと思った
世界が色を放った瞬間
私は死んでしまうと思った
■なんてないと
信じていた
私の濁ったこの目で
信じていた
私の体躯に
注がれたものに
意味があるなんて
思ったこともなかった
私は闇を望み
モノトーンの明日を願った
貴方がここに誕生し
私の日常は壊れた
貴方と光がここにあって
私の場所は限られた
でも
世界が光を放って
世界が色を放って
悔しいくらいに
悲しいくらいに
私を変えてしまった
この光を浴びていいの?
この色に染まっていいの?
繰り返し 貴方に
繰り返し 光に
訊いてみるけど
訊いてみるけど
光が私を蝕んで
色が私を隠しても
もう少しだけ
どうか どうか
このままで
中学の時に好きだった女子がいて、
今でも「可愛い女の子」って表現が出てくると、真っ先に浮かぶのが
その子。
シャンプーの匂いとか
エイトフォー?とか
体温とか
抱くとぴたっとくっつくような質感とか
甦る。
結婚おめでとう。