Crier cries... -2ページ目

Crier cries...

誰にもいえない、心の叫び。

ちょっぴり仕返ししてみたくなって、

年上のひとがしてくる曖昧な「すき」の伝え方を

あたしもやってみた。

あたしがいつもそうだったように、

年上のひともそれを嬉しく感じながら

信じていいか戸惑っているみたいだった。

ね、今までのあなたのそれが本当だったのなら、

あたしのそれも本当だということが

分かるはずでしょう?

それが、本当に「好き」だという意味だと。

仕事でつらいことがあっても

誰かに言うことさえできない状況なので、

自分を落ち着けるためにほんの少しだけ泣いてみた。

大変だね、つらいねって、

誰にも言ってもらえないから、

自分で自分を可哀想がってみた。

そんなあたしのことをたった一人でも分かってくれたなら、

「そんなことないよ、もっと頑張れるよ」って前を向けるんだけど。

今のあたしが、頼れる相手・・・

「言ってくれれば何でもサポートするよ。」って言ってくれた年上のひとに、

少しだけ寄りかからせてもらってもいいかな?

少しだけ、甘えてみてもいいですか・・・?

「週末暇でしょう」って、年上のひとからメールが来る。

誘いの言葉は一切なく、

ただそれだけのメール。

あたしは「週末は予定が埋まってるんです」って答える。

たとえばそこにゴハンでも食べようとか

そんな言葉があったなら、

来週は大丈夫ですよって言えたのに。

確信犯なの、分かってますよ。

断られるの、嫌なんでしょう。

だって、あたしも同じだもの。

そうだと分かっていて、それでもあたしから言うのは怖いから黙ってる。

年上のひとも、あたしも、臆病者のずるい大人だ。

理由もなく泣き喚きたいような、

どうしようもない衝動が心の中で渦を巻く。

涙を流して、大声を上げて、

差し伸べられる手を待つだけのずるいあたしになってしまいたい。

大人の分別とか、なんの役にも立たないプライドとか、

そんなもの全てかなぐり捨てて、

ただ、愛して、愛して。と

ひたすらに愛をねだる子供のようになれたら、

こんな気持ちも少しは晴れるかもしれないから。

あれから幾度かの季節が巡って、

もう誰も好きになんてならないと強がっていたあたしも

やっぱりまた好きなひとができた。

あのひとや、後輩くんとは全然違う、年上のひと。

周囲からの評価も高く、大人で、やさしいひと。

あたしを「かわいい」と、「すき」だと言ってくれる、ひと。

その「すき」の意味を、まだ確かめることはできない曖昧な関係。

ちゃんと確かめれば、きっとそれが「好き」であることが分かるのかもしれない。



でも、怖いよ。



確かめてしまったら、あたしまた縛り付けてしまう。

繋がる前から離れることを恐れてしまう。

だからね、今日もあたしからメールすることができないでいる。