あのひとという存在 | Crier cries...

Crier cries...

誰にもいえない、心の叫び。

日曜日に、あのひとと会った。


1ヶ月半以上の時間を置いた再会だった。


結果的に言えば、それは何事もなく無難に終わった。


そう、とても無難に。


帰り際、あたしは訊ねた。


「久しぶりに会ってどう思った?」


あのひとは言った。


「難しいね」


それきり、困ったように黙ってしまった。


あたしは、さよならを言うしかできなかった。



ねぇ、何の為に今日会ったか分かってる?

ただ、フツーに遊ぶだけだと、本気で思ってたの?

今までのこと、これからのこと、何ひとつ話さないでいいの?

あたしが何を望んでいるか、考えたことは?



気づきたくなかった。


それでも、気づいてしまったのだから、もう知らない振りは出来ない。


あたしにとってあのひとが、完全に「友人」になってしまったということを。