化学療法終了、そして手術 | 精巣腫瘍治療記+α

精巣腫瘍治療記+α

2009年末、21歳で精巣腫瘍に罹患。一度は転移なしとなったものの翌年再発し5月から化学療法。患者であると同時に薬学生でもあるので、患者側と医療側双方の視点でこの病気と向き合っていければと思います。また自分の病気とは関係ない勉強、研究、趣味の話もちらほら。

前回のエントリからだいぶ間が空いてしまいました。
もはや前回までにどこまで書いたかすら忘れてしまったよ(爆)

第3クールを終えて退院したのは、先月、7月の30日でした。
これまでの経過とともに、手術の説明を受けました。

手術日は8/19。2日前の17日に入院します。
手術名は「後腹膜リンパ節廓清術」。
みぞおちの辺りからヘソのちょっと下までを開腹し、表面近くにある内臓をかき分け、
比較的背中に近い所にあるリンパ節をごっそり除去します。
抗がん剤によって組織が破壊され、癒着している可能性が高いので難しいとのこと。
身体の上部まで開腹するため、麻酔は全身麻酔(意識を失う方)で行います。
時間は、3~4時間くらいかかるらしい。目安だけど。

説明された合併症は、
・射精障害(逆行性射精)
・腸閉塞
・リンパ瘻
・出血
・感染
です。
1番目を除けば、術後の過渡的なもので、仮に起こったとしてもずっと続くものではないとのこと。
(その1番目のやつが一番問題なわけですが)
リンパ瘻、ってのは、よく分からないけど(ググっても耳の病気みたいのしかヒットしない)、
リンパ節を取っちゃう関係で、腹部にリンパ液が溜まっちゃうこと、…かな。
説明を聞いた印象はそういう感じでした。
で、それがひどくなると、もしかしたら腹に針刺して液を抜くこともあるかもしれない、とのこと。

手術後、摘出した組織を病理検査にかけて、中に生きたがん細胞がいるかどうかチェックします。
もしいなければ、その時点で寛解、つまり一通りの治療は終了です。
生細胞が見つかったら追加の抗がん剤治療を行う可能性がある…のですが、
そのことについては知らんぷりをしています。
今度の手術で治療終了だと決め込んでる。

しばらくは外の世界で、寛解後のためのリハビリです。