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精巣腫瘍治療記+α

2009年末、21歳で精巣腫瘍に罹患。一度は転移なしとなったものの翌年再発し5月から化学療法。患者であると同時に薬学生でもあるので、患者側と医療側双方の視点でこの病気と向き合っていければと思います。また自分の病気とは関係ない勉強、研究、趣味の話もちらほら。

最近、来年度から所属する研究室を決めるために、研究室見学なるものをしています。
先生方のお話聞いて、ラボの様子を見て。

自分は6年制なので、これから少なくとも3年は所属する研究室。
これからを結構左右する選択だとは思うけど、現時点で得られる情報には限りもあるし、
今の段階での研究室の印象なんて入った後ではどうせ変わってしまうのだろうし、
ということで、結構なるようになれ感はあります。

今日はI教室に行ったんだが、印象としてはスタッフがみな仲良いな、ということ。
biologyを純粋に(いい意味で)楽しくできそうだということ。
でも先輩はちょっと一人キツい人がいたな~^^;
学生は女の人が多いので、女社会にトラウマのある自分としてはちょっと、というのもある。

自分の今の興味とか研究室選びのポイントは、
・基礎をしたい。臨床に興味はない。
 生命の理解につながることをしたい。人に役立つかどうかは二の次。
・癌。癌化の機構とか。治療にはぶっちゃけ興味はない。
 癌というのは疾患というより、生命システムの一側面ではないか。
 なぜ癌にも個性があるのか、原発臓器の特性を保存するのか。
 単細胞生物でも、癌に相当する状態はあるのか。
・免疫。cytokinesや細胞の種類が多すぎてネットワークが把握しきれない。でもそれがいい。
 炎症ってなんじゃいな。悪いこともいっぱい引き起こすような気がするけど、どうなのか。
・生物の分類にはいろいろあるけれど、「動物」っていうsectionに着目したい。
 で、動物の特色として「動く」というものがあると思うので、そこに興味がある。
 いわゆる運動器。というか筋肉。
 まあこれは今すぐに、というのではなくて、いつか筋肉関連のことをしたいな、という夢ですな。
・chemicalなことができれば格好いいと思う。biologistとして。
 「こんな分子ほしいなー」って思った時、自分でちゃちゃっと合成して使えれば薬学っぽい。
 でも、それの勉強とかのためにbiologyが疎かになっちゃうようじゃいけないと思うし、
 少なくとも今学んだ範囲では、有機化学は俺は科学ではないと思う。あれは技術。
・実験動物はmammalがいい。癌とか免疫という観点からも、筋肉という点からも。
 targetは何でも良いとしても、マウスを扱える技術は身につけたい。
・分子とか細胞に着目するのはいいとしても、それだけで終わりたくはない。
 個体という所に行きつきたい。分子だけ見ることが生命の理解につながるとは思えない。
・バイトはしたい。というかできなきゃ生活できない。
・でも時間的にはむしろがっつりできるところがいいな。
・英語でpresentationやdiscussionするラボは、きつそうだけど、それくらいのほうがいい。
 英語は全くできないので、それくらい強制的にさせられた方がいい。


あと3週間ほどで決まる。
どうなることやら・・・