こんばんはテクニシャンの青柳です。
本日はブレーキング時にハンドルに小刻みな振動を感じるといった
お申し出について簡単なご紹介をさせていただきたいと思います。
先ずはブレーキング時とのお申し出なのでブレーキ装置の目視点検から。
ブレーキ残量やディスクローターを目視点検いたしましたが
特に異常な摩耗であったり錆などは見当たりませんでした。
お申し出がなければ通常のブレーキ点検ではこれでOKかと思います。
しかし今回はハンドルに小刻みな振動との事ですので目視では
判別できないディスクローターの歪みを測定してみました。
こちらは測定途中の写真ですが0を起点に-0.02mmから+0.06mm
の0.08mmの歪みが確認できました。
VOLVOの規定では0.04mm以上の歪みは交換整備が推奨となります
ので今後の整備方針としてはディスクローターの交換となります。
このように目視では判別不能な場合でも測定器具を正しく使うことで
必要な処置にたどり着ける事も有るので先ずはご相談いただければと
思います。またブレーキ時ではなく一定走行中の同じ速度でハンドル
に振動が出る場合はタイヤの可能性が高いので合わせてご相談いただ
ければと思います。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。