こんばんは、テクニシャンの青柳です。
ここ数カ月の事ですがお客さまの車のエンジンルームを拝見させていただいた時に
ボルボ純正ではないと思われるエンジン冷却水が補充されている車両が見受けられます。
エンジン冷却水などはガソリンスタンドやホームセンターのカー用品コーナーでも販売されて
いますので水量が減ってきた場合など簡単に補充することができますが、、冷却水は色以外
にもスーパークーラントと呼ばれるものがあり、これは従来のクーラントと混ぜて使うことができません。
当社も含め自動車整備工場は薬品類の成分比較をすることができませんが、一説によると
成分の違いから金属部品の腐食を誘発し水漏れにつながることがあります。
こちらが車室内で冷却水漏れを起こしてしまった一例の写真です。
装置名としてはヒーターコアになります。
この漏れが冷却水が原因によるものか単なる経年劣化によるものかまでは
判別できませんがこのような不具合の原因になる可能性があります。
ちなみにこの装置がどこにあるかと申しますと
黄色いマル印の付近になります。
ですので交換作業となりますと前列シートから前方のダッシュボードなど
全て取り外す大掛かりな作業となります。
漏れ方によっては室内のフロアカーペットの張替え作業やクリーニングが必要となり
ご負担いただく費用も高額となってしまいます。
当社では主に車検時に冷却水の交換作業をお勧めさせていただいておりますが、定期点検や
その他の入庫時でも気になったお客様はお気軽にお声がけください。
これ以外にも定期交換部品の適切なメンテナンスで防げる不具合も多々ございますので
ぜひ純正品でのお取替えをご検討ください。
それでは新年度もよろしくお願いいたします。


