電力小売り自由化まであと半年! エネルギーのベストミックスは何かを考える時代へ。 | CRI時事経済ブログ

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利用者が自分にあったプランを選ぶ時代
 電力の小売り自由化まで、半年を切りました。1951年に現行の電力制度ができて以来、60年ぶりの大転換です。開放される小売市場をビジネスチャンスととらえ、エネルギーに関係がなかった異業種からも、新電力(特定規模電気事業者、PPS)への登録が急増していることは、以前にも書きました。電力自由化について、今回は、別の角度から見ておきましょう。

 現行制度では、電力は地域ごとに設立された電力会社が独占的に供給し、電気料金も電力会社の"言い値"で決まります。しかし、自由化後は、利用者が好みの電力会社から自分にあったプランを選びます。電力会社間の競争も活発化するため、料金が下がる可能性もあります。経済産業省の試算では、テレビやスマホ市場に匹敵する7.5兆円の市場が新たに生まれ、参入組のソフトバンク、JX日鉱日石エネルギー、伊藤忠、楽天などは、そこに着目したわけです。

何がエネルギーのベストミックスか?
 太陽光発電など、再生可能エネルギーの普及にも追い風が吹きます。冷房の需要がピークになり、電力不足が深刻化する真夏に、太陽光発電は力を発揮します。エネルギーの多様化を進め、原子力、火力、再生可能エネルギーなどの「ベストミックス」を考えるうえでも、電力の小売り自由化は大きな転換期と言えるでしょう。

 中小企業のみなさんも、どの新電力のプランが自社に適切か、検討の準備を始めてください。一方で、これを機に、省エネの取り組みを始めましょう。不在エリアの照明や空調を切る。照明を間引く。空調温度の設定の調整。お客様の不在時の消灯。LED照明や省エネ蛍光灯への交換。勤務時間の縮小。効率のよい空調機や設備への更新......など、やれることはたくさんあります。

[2015.11.9]