『沈む世界に、無重力の詩を』 | 暇人Kyimeの呟き(仮)

『沈む世界に、無重力の詩を』

薄い紙で指を切る

血が溢れた

身体の傷は癒える

跡形もなく

残る傷は勲章、名誉

心が痛む、血が溢れる

それでも拭えない

心には誰も触れることは出来ないから

傷つけるのは簡単なのに

取り戻すことが出来ない

だから、脆く、崩れやすい

だから、溢れるものに
誰も触れることは出来ない

切ない、切ないよ

優しさが棘のように突き刺さる

透明な血が流れる

この頬を、首を、胸を

冷たいアスファルトに叩きつけられる

嗚咽混じりのリズム

傷は罰ではなく希望だ

この苦しみはいつか君を救う

僕が受けた傷はいつか君を救う

渇いた心に愛の潤いを

今日も一人、世界に夜を降らす