
”青春のうしろ姿を 人はみな忘れてしまう
あの頃のわたしにもどって あなたに会いたい”
(「あの日にかえりたい」荒井由実)
最終回。あまりにも展開がめまぐるしい。
もう受験シーズン。
千太郎の失踪から、薫は空白を埋められないままでいた。
律子もそんな薫を見ていられない。


勇気を出して薫を誘うものの、お互いに傷つける結果に。

そんなこんなで早々と卒業式。
意外というかやはりというか。
あの鉄道オタクが第二ボタンをせがまれるとは、うらやましいぜ!
はい、私はそんな経験一切ありませんでした。・・何か文句でもw


結局、薫は東京の大学へ、律子は地元の大学へと離れ離れになってしまう。

あっという間に8年後。
薫は研修医になっていた。

偶然再会した百合香(妊娠中)から千太郎の居場所を聞き、
いてもたってもいられず飛び出す薫。

千太郎は孤島の教会で身寄りのない子供たちの面倒を見ていた。
彼なりの贖罪だったのだろうか?


しっかりセッティングしてあるドラム。
オルガンで奏でられる「モーニン」
再び二人のセッションが始まる。
薫はオルガンプレイも出来るのかよ!!
反則だろ!お前はジミー・スミスにもなれるのかよ(笑)

全体として駆け足気味だった今作品だが、最終話は更にも増してハイスピードだった気がする。
速すぎて風呂敷の畳み方が目で追いきれない。原作の漫画を読んでみよう。うん、そうしよう。
ジャズファンとしては、細かい部分についても非常に面白く観れたが、
「ジャズをテーマにした青春物語」というよりは
「物語にジャズというスパイスをかけてみた」という印象だった。
”ジャズが、遠く離れても二人を結び付けていた”という結末だったにしても、
その意味では食い足りない部分もなくはない。じゃあお前は何が観たかったんだと聞かれると困るけど(笑)
もう少しジャズという音楽について追求して欲しかったのかな。今考えるとだけど。
「坂道のアポロン」によって、ジャズを聴いてみようという人が間違いなく増えると思うが、
果たしてどのくらいの人が残るだろう?とちょっと考えてしまう。何か一過性の熱で終わる気がして・・。
管野よう子の音楽はとてつもなく素晴らしいものだし、文句の付け所はなく、付ける気も毛頭無いが、
これによって今後ジャズがどうなるのかと考えると・・・・果たして大丈夫なのだろうか?
菊地成孔・大谷能生両氏が危惧していたのはこの事だったのか?と今更思ったりする。
ルパンの音楽を聴いたとしても、やはり同じような気がするし・・。
まあ私もジャズを分かっているのかと聞かれたら「はい」と堂々と答えられる自信もないし、
だからどうっていう話でもないし、オチもない話をしてすみません。
色々書いといてなんだけど、
2012年春のアニメの中ではダントツトップですよ!私の中では!
・・・・説得力がないわな。
坂道のアポロン |