エジプト第2話です。


 これからのエジプトの話を書くのにこの人物をなしでは語れません。


 それは「ラムセス2世」※父は前ファラオ、セティ1世。
 
 映画「十戒」をビデオでまず見なければなりません。


 当時、エジプトにはヘブライ人(ユダヤ人)が移住してきており、奴
隷として働いてました。神のお告げにより、ヘブライ人の幼児を川に流
せということになり、生まれたばかりのモーセ(チャールトン・ヘスト
ン)はナイル川に流されるのです。


 モーセは王女に拾われることとなり。王子として育てられ、ラムセス
2生(ユル・ブリンナー)と義兄弟となるのです。


 そして、やがてモーセは自分がヘブライ人であることがわかり、モー
セはヘブライ人を率いてエジプトを脱出します。


 ラスセス2世は、モーセがヘブライ人だとわかると、追撃し始めます。


 これまでかと思われたときに、最後に紅海が真っ二つに割れ、海底の
道が現れ。ヘブライ人が渡ったあとエジプト軍は海に飲み込まれます。


このシーンは圧巻。大魔神でもこんなシーンがありましたが、明らかに
「十戒」のパクリです。(笑)


 そしてシナイ山でモーセはユダヤ教の戒律のもととなる十の戒めを神
から授かるのです。

 ※ローマのサンピエトロ寺院にあるミケランジェロ作のモーセ像は有
名です。


 そして、このラムセス2世(どうしてもユルブリンナーとキャラがか
ぶりますが・・)は100人近くの子供と、多数の側室がいたといわれ、
異常なほど自己顕示欲が強く、あらゆるところに自分の像を建造した
り、銘を彫ったりしたことで有名です。当時バイアグラでもあったの
でしょうか?


 そして、ラムセス2世の歴史はヒッタイトとの歴史です。
 
 エジプトは陸地沿いにイスラエル、シリア、トルコ(ヒッタイト)と
つながっています。当時ヒッタイトは鉄の武器と戦車で有名で、メソポ
タミアのバビロンをおとしいれたり、盛栄の都でありました。


 この戦いは長年続き、ついにはヒッタイトとの平和条約が結ばれ、
ラムセス2世はヒッタイトからネフェルトイリ(美人)を王女として迎
えるのです。


 この戦いとアメン神に守られたラムセス個人の武勇伝が、カルナック
・ルクソール・ラムセウム、ラムセス2世葬祭殿、アブシンベルなどの
壁画で表されているのです。


 よくパピルスに戦車の上で弓を引くラムセス2世(カデシュの戦い)
が描かれていて、添乗員としてお客さんにすすめていました。



 余談ですがメルマガを書きながら・・トルコ(ヒッタイト)に鉄山は
あるのかな?と疑問が出てきました・・・。ありました?



 これらの背景を知るとエジプトの旅が楽しくなるのですが、書けば書
くほど長くなり・・適当に流して読んでくださいね。



 次回はルクソール東岸です。


 いつか書こうと思っていたエジプト旅行奮戦記である。
 今回は長編で書いてみようと思う。

 旅行会社で、年末年始のツアーの添乗は若手が担当する。
  
 成田空港でお客様に挨拶。

 しかし言い出せないことがある。そう、ルクソールで泊まるホテルが
予約できてないのである。なにせ、年末のエジプト旅行は添乗員泣かせ
のピンチの連続なのである。

 そんな不安もあるけれど、実はアガサクリスティが好きで、ナイル殺
人事件の映画で見た憧れのエジプトが僕の胸の中には大きく広がってい
た。

 カイロの空港に到着。このエジプト旅行にはスルーガイドという。現
地のガイドが行程を共にするのである。日本語が話せるガイドかと思い
きやなんと・・片言しか話せないガイドが来た・・・。英語のほうが意
味が通じるのである。(ガーン!最悪)

 事実この後、アブシンデル神殿で説明をするときに日光の神殿の話を
持ち出して「みさる、いしさる、いかさる。」などど・・ガイドしたり
。「弘法も筆のあやまり」を「ぼうこうも筆のあやかり」などとガイド
し困ったものであった。

 カイロから南に約600キロ。ルクソールは、かつて古代エジプトの都。
詩人ホメロスが『百門の都』と謳った古都「テーベ」があった場所であ
る。

 街中は活気のあるバザーがある。牛の糞が道に点在し、靴磨きの子供
たちがキラキラした目で観光客を相手にしている。

 太陽が昇る東岸は「生者の都」で、テーベの守り神アメン・ラーを祀
ったカルナック神殿などがある。一方、太陽が沈む西岸地域は「死者の
都」。荒涼とした岩山が連なる中、死後の世界にまつわる葬祭殿や地下
墓地などの遺跡が数多く残されているのだ。

 しかし、その前にホテルがないのだ。
 私は、お客をガイドにまかせ・・。荷物と共にホテルへ向かった。

 一目見て目が飛び出た。お化け屋敷のような古いホテルだ。ツアーの
代金は40万円もするのだというのに・・。

 ポケットには500$ほどの現金があり。いざというときはこれを使う。

 到着するとやはり部屋がない。
 でもまだ近ツーの団体が到着してなかった。

 そこで・・なんとか部屋を人数分ほしいと交渉。フロントの支配人は
ないものはないものの一点張り。こうなりゃ現金か・・そう思ったとき
に、支配人がタバコを吸おうとしたので・・ジッポのライターで火を
つけてあげた。いいライターだなと言うので・・プレゼントした・・。
間髪おかずついでに100円ライターを10個差し上げ・・100$を握らせる。

 わかったと・・鍵を手にする。GETS!

 エレベーターはなく・・ボーイに1ドル札を手裏剣のように手渡しし、
荷物を部屋に入れて。鍵を握り締めた。

 近ツーのお客さんは・・あえなく水上ボートが宿泊先になりカンカン
であり・・添乗員は腰骨が折れるほど謝っていた。(すまん!)

 この添乗は戦いである。

 しかし・・案の定チェックインしたら。クレームの連続。
 シャワーの蛇口がまわらないといっていたお客が蛇口をもぎ取り破壊
し水が止まらない。おまけにそれが下の部屋に浸水。
 バスタブがないという客がいる。えっ?なんだ?なんと廊下を挟んで
・・北のお客さんはシャワーしかないのだ・・・。

 おー神よ助けてほしい。
 
 街のバザールで。全員にガラビーと呼ばれる・・足の辺りがスカート
になっている服を買ってきて・・郷に入れば郷に従えで民族衣装を着て
 「みんなで鳩を食べに行こう」と食事に出かける。お客さんを喜ばす
しかないのだ。適当に・・地元の料理を頼んだら・・オリーブの漬物を
食べたら・・面玉が飛び出すくらいまずい・・それでも思い出に残る。
 ハトも最高にうまい・・。酒もうまい・・・。

 なんとか沈没船を立て直した気分だ。

 翌朝。
 前歯がもげそうな固いパン、そしてソーセージの代わりのシシカバブ
ーを食べていた時のこと。

 みんなが「体がかゆい。」と言っている・・・。

 おれもかゆい。

 「蚤だよ!」と誰かがぽつんと言う。

 全身から寒気が・・・。
 このツアーは前途多難である。(続く)

旅に出るなら、この本を読んでほしい。


人生の見方が変わるよ。


生命の暗号 (サンマーク文庫) 村上和雄


人間の遺伝子は2010年ごろ解読されるらしい。


あなたが誕生したのは、一つの受精卵の細胞分裂。一個の受精卵が二個に、二個が四個に分裂し、細胞数約3兆個の赤ちゃんになってこの世の中に誕生する。


細胞が分裂する段階で「おまえは手になれ」「おまえは足になれ」「俺は脳に行く」「俺は肝臓になる」と分裂してゆく。


この、遺伝子の基本情報量は30億の化学の文字で書かれ、これをもし本にすると、千ページの本で千冊分になるそうだ。


遺伝子は、スイッチをon/offする。


遺伝子は調和しあい、時にONになり情熱の源を活発にしたり、時に悪い遺伝子(がん細胞など)のスイッチをOFFにする。


注目したいのは、「遺伝子の働きは、それを取り巻く環境や外からの刺激によっても変わってくる」ということだ。


それまで眠っていた遺伝子が眼を覚ますことがあるのだ。




それを証明して見せたのがクローン羊ドリー
※乳腺細胞から・・・生命が誕生したのである。


雌の乳腺細胞というミルクを出す細胞を取り出す、この細胞には当然 生命体の全情報が入っている。


ところがミルク関係のスイッチしか・・ONになっていない。


他のスイッチ、脳や、心臓関連のスイッチはOFFのままなのだ。


これをONするのに30年かかったそうだ。




どんな状態でONになったのか



栄養状態をストップ。



細胞は餓死状態、酸素不足に陥り、死ぬ寸前まで追い詰める。



そしてなんとその細胞は

死ぬ寸前に全ての遺伝子のスイッチがONになったそうだ。



「生きる」という・・極限の状態でONになるのだ。




旅に出たいけど・・・仕事が・・・


などと考えているあなたの旅の遺伝子は、


さび付いてスイッチがOFFなのではないでしょうか?




あなたのスイッチがONになった時・・・旅のドラマが始まるのです。