今日はジムで私がいつもレッスンに入っているインスト
ラクターが丹波篠山で行われるマラソンに参加する。
昨年末には福知山で走っている。寿命が3~4年縮まっ
た感じだと言っていたが、もう来年は走れなくなるかも
知れないので再び挑戦するのだと。
生憎現地も雨で気温も低いだろう。コンディションが悪い
のが残念だね。
さて、今日はメンデルスゾーンの「スコットランド」。
昔からよく聴きました。好きな交響曲のひとつですね。
今回のレコードは昨年買ってあった中古LPで、ミュンシュ
指揮のボストン響のものです。
この指揮者の「イタリア」と「宗教改革」は既に持っていて、
特に「宗教改革」を聴いた時はかなり感動したものです。
で、「スコットランド」はどんなものか。
実は今年になってブログに取り上げた、この指揮者の
「寄港地」(イベール作曲)に失望したので、ミュンシュの
名誉のためにと思いまして・・・・。
冒頭の序奏はゆったりとした情感で、しかし力が漲って
います。
第一主題は遅めのテンポで静かに始まりますが、やがて
加速するスピード感と溢れるような爆発的エネルギー。
やはり想像通りミュンシュの演奏そのものです(^。^)。
第2楽章もなかなか爽快で、かつパワー全開の感。
第3楽章は思ったほどねちっこくないのがいい。
むしろ豪快とも言えそうに聞こえます。
第4楽章 なんと言っても最後のコーダでのエネルギッ
シュな力強さ・・・この演奏を代表しているようなものです。
ティンパニのトレモロの時の低音の凄み、鋭い音、派手
な色彩感など、ミュンシュの特徴がよく出た演奏ですね。
私的好みとしては、メンデルスゾーンにはやや豪快に過
ぎるかな? とも思えますが、なかなか説得力ある名演と
言えるのではないでしょうか。
そうした凄みに圧倒されるように目を閉じていると、大音
量なのに時々うつらうつらしていたのか、聞こえてはいる
のだが眠っているようでもある妙な感覚・・・・・脳は休んで
いるのか覚めているのか・・・・・でした。