サン=サーンス ヴァイオリン協奏曲第3番 | 音に巡る想い(2005~2010) / ビデオ画像と音楽(2011~)

音に巡る想い(2005~2010) / ビデオ画像と音楽(2011~)

クラシック音楽に目覚めたのはSP時代だった。知人から借りたレコードが
きっかけ。後にLPを集めたりしたが、時に感動して涙した頃が懐かしい
な~。/

主に四季の花や自然の風景などビデオ撮りした動画に、出来るだけ自作のBGMを付けて載せたいと思います。


音に巡る想い
CDの写真を見ながら、大分時間をかけて描いたのですが、

どうも似ていませんな。

同じ奏者のチャイコフスキーとシベリウスの写真とも似てい

ないし、エルガーの協奏曲の写真は笑っていて、全く違う。


似ていなくても、誰だか想像つきますかね。この曲なら、

この奏者の演奏を選ぶ人が多いかも知れませんから。


私は3年ほど前にブログに書いたイザベル・ヴァン・コーレン

の演奏(デイヴィス指揮ロンドン響)のレコードをずっと愛聴し

ていて、一回このCDを聴いてみたいと思っていたのです。


ともかくサン=サーンスの、このヴァイオリン協奏曲第3番

ロ短調 作品61 は、このジャンルでは私の好きなベスト5に

入ります。ベスト3に、と言ってもいいかも知れないほどです。


冒頭いきなり出るヴァイオリンは、耳にしていた音よりはやや

太い感じ。低音の倍音が響く、とでも言うのでしょうか。

テンポは速めに感じて元気がいい。

しかし、やがて出る甘い旋律は穏やかであり繊細でもあります。

ここ、大好きなところです。


そして更に甘く夢見るような、あの第2楽章、たまりません。


第3楽章は変化があり、劇的でもあってサンサーンスの魅力

一杯。


全体として、昔から聴き慣れたコーレンほどには甘い情緒が

ない代わりに、こちらは明晰さに優れているように思います。


 演奏:チョン・キョンファ/ローレンス・フォスター指揮

               ロンドン・シンフォニー・オーケストラ