シクラメンの鉢を翌年も使うのに、別の方法
があって、それは花後に肥沃な土の鉢に植え
替えて株に活力を与え、成長させて夏を越す
やりかた。
この方法を一回試したことがあったが、その
方が立派な花を付けた記憶がある。
いずれにしても、もっと若い頃の話。今は面倒
くさくて、翌年新たな鉢植えを買うことになる。
3枚買ったLPの見本盤の最後は
アンドラー・シフのバッハ。
おお、なんと これはいいです。 感嘆!
イタリア協奏曲、フランス組曲 第5番、及び
フランス風序曲の3曲が入っていますが、
先ず、第1面の2曲を聴きました。
イタリア協奏曲は専らグールドを聴いてきた耳には、
先ずかなり柔らかくてテンポが遅い感じ。
(グールドが一寸せっかちな感じなのかな)。
聴き進むうちに、強弱ときめ細かい表情があって、
その趣きがなんともいいのです。
最後の楽章こそ、テンポはグールドなみですが、
表現に幅があって表情が豊かなんですね。
いや~、良かった!
次のフランス組曲 第5番は、CDでアンドレィ・
ガヴリロフを聴いてからは、グールドより好きに
なったのですが、今度のシフはそれより更にいい。
左手の音に情趣があり、流麗でしんみりした歌が
ありますね。
最後のジーグも単調なリズムの反復だが、心憎い
ほどの磨き抜かれた感情の表現がありました。
すぐれた技巧とすばらしい感性が感じられて、うっ
とりしてしまいます。
実はこれまで、シフの演奏をあまり知らなかった。
こんなロマンの香すら漂うバッハを聴いて、本当に
幸せ(^。^)!