シューベルト ピアノ・ソナタ第20番 | 音に巡る想い(2005~2010) / ビデオ画像と音楽(2011~)

音に巡る想い(2005~2010) / ビデオ画像と音楽(2011~)

クラシック音楽に目覚めたのはSP時代だった。知人から借りたレコードが
きっかけ。後にLPを集めたりしたが、時に感動して涙した頃が懐かしい
な~。/

主に四季の花や自然の風景などビデオ撮りした動画に、出来るだけ自作のBGMを付けて載せたいと思います。




音に巡る想い
さて、今日は今年最初の「気功」があるので、ジムに出席。

昨年とは違った初めての内容でした。

東西南北の方向に順次向いて太陽、樹木を頭に描いて

ポーズを取り静止。その間、ずっと音楽が鳴り続ける。

音楽と言っても、殆ど旋律はなくて和音の持続です。

それは独特で、表現し難い気持ちになりました。

10~15分くらい続いたでしょうか。


ところで、今日の音楽はシューベルトのピアノ・ソナタ

第20番。ラドゥ・ルプーの弾くLP見本盤で。


シューベルトのピアノ・ソナタを私は殆ど知らない。

CDで買ったヴァレリー・アファナシエフの後期3曲以外

殆どディスクを持っていない。


アファナシエフの演奏が一般向きでないそうで、だから

ルプーの演奏を聴くとかなり印象は異なっていた。


第一冒頭の和音の強打から、すぐにそれを感じた。

アファナシエフを叙情的とすれば、ルプーは力強いリズム

に重点がある。

それだけに、第1楽章終りの静寂に受ける印象は強い。


第2楽章はうら悲しい旋律だが、心安らぐ。

中間部は全く対照的で、驚くような強烈な打音がある。


第3楽章のスケルツオは面白い。きらめく音の輝きに、

ルプーの技術が冴え渡る感じ。

中間部から最初の旋律に戻る時の趣も格別である。


第4楽章はロンド。シューベルトの最終楽章は軽いもの

が多いが、これはかなり緊張感がある。


しかし、私には真ん中の2つの楽章が良かったです。